2011年08月31日

学校では教えてくれない3

下の写真は、書店で売っていた木造住宅の構造模型です。

箱の右に「二級建築士設計製図試験対策」と書いてあります。
試験のために、この模型を組み立てて木構造の基本を勉強するらしいです。

この模型を売っている理由も、学校で木造建築の講義がないためだと思います。



  


Posted by まちの大工さん  at 17:51Comments(0)今昔話

2011年08月29日

学校では教えてくれない2

私が毎月買っている雑誌「○○ホームビルダー」の2011年2月号に、大学の講義に木造の専門講義がないため、複数の大学が連携して講義している記事がありました。

この記事を見たときに、私が大学にいたときとほとんど同じなんだと思いました。

95年の阪神の地震の後、しっかりした講義がされていると思っていました。

現在でも、ほとんどの大学には木造住宅を教える先生はいないようです。




※雑誌を勝手にコピーできないので絵で我慢してください。  


Posted by まちの大工さん  at 19:02Comments(0)今昔話

2011年08月28日

学校では教えてくれない1

時々、お客さんに話すのですが、大学の建築学部を卒業しても木造住宅の事は解りません。
なぜなら、講義がないからです。

私も20数年前に大学の建築学部を卒業しましたが、木造の講義はほとんどありませんでした。

これは、江戸時代まで建築は大工が造ってきたため、明治時代に大学がつくられたときの講義はそれまで日本にない建築、レンガ造り、コンクリート造りなどの西洋建築の講義だからです。



  


Posted by まちの大工さん  at 14:56Comments(0)今昔話

2011年08月24日

うさぎドロップ

先日公開された「うさぎドロップ」を観ました。
祖父の隠し子を育てること以外は、目新しい特別な事件もありません。それでも、2時間の時間を観させるのは、松山ケンイチと芦田愛菜の演技力でしょう。

芦田は監督の指示でセリフだけで台本を見なかったことと、役と年齢も近いため自然に表現していたと思います。
松山の映画は何本か観ていますが、「デスノート」のL役の印象も強かったが、「デトロイトメタルシティ」の1作の中で全く違うキャラクターを演じ分けたのはすごいと思った。
今回はサラリーマン役、台本を見ていない芦田の演技に合わせて演じていたらしいが、よかったと思います。

謎の男もラストに出てきて◎
芦田の本当の母がメールで送られてきた写真を見るシーンも◎
芦田の相手の男の子も◎
ただ、○○○の長セリフはダメ。

冒頭の親戚が集まっているシーンで、「誰が芦田の面倒みるか」でもめるところは、責任を取らない今の日本の政府のようでした。

来週には新しい首相が決まるようですが、党や官僚のことよりも国のことを考える人になってほしい。
今度の首相は、映画のダイキチ(松山)のように後先考えずに走り出しても、退任して責任を取るのではなく、結果を出して退任する人に決まってほしい。

PS 親戚の中に根岸季衣が出ていたのは懐かしかった。いい役者さんなのでもう少し出てくれるとよかった。


  


Posted by まちの大工さん  at 18:51Comments(0)映画の話