2014年07月30日
「ゴジラ」を観て~ゴジラは米国を救って日本へ帰る?
先日公開された「ゴジラ」を観ました。ハリウッドの新作です。
以前のトカゲのようなゴジラと違って、ちょっとメタボな、でも、日本のゴジラに似たゴジラです。
今回は第一作目のゴジラに関連して、原爆、放射能、原子力発電所と同じ共通点が多く、よくまとめた脚本だと思います。放射能を求めるム―ト―、放射能をため込んでいるゴジラ、渡辺演じる芹沢博士の父は広島の原爆で死んでいる。ビキニ環礁の実験からストーリーが始まる。
冒頭、フィリピンで発見された化石と繭、巨大生物の移動跡が日本の原発に繋がり、出現したム―ト―は電磁波を発してハワイへ、ここでゴジラとハワイ決戦、その後サンフランシスコで最後の決戦となります。
CGで金が掛かるのか、ハワイ決戦はあっけなく終わり、サンフランシスコの決戦はどうなると思いましたが、ム―ト―が一対でゴジラに襲い、結構よかったです。戦うシーンは着ぐるみと違いCGのため、どうしてもどんな怪獣かハッキリしないことと全体像のシーンが少ないとは思いました。緊迫感は増すのかもしれませんが…。今回で死んでしまうためか、主人公はム―ト―夫妻でゴジラは脇役といった印象でした。
何を言っても良かったことは2つ、
一つ目は、渡辺謙がアメリカ人の発音でなく「ゴジラ」と発音するところ
二つ目は、ラストでゴジラがアメリカを救うところ
何しろ、ラストでゴジラはム―ト―を殺して海へ去っていく。きっと帰る先は生まれ故郷の日本でしょう。何しろ入っていく海は太平洋を西に向かいますから。アメリカを救うのは日本生まれのゴジラ、いいラストでした。

以前のトカゲのようなゴジラと違って、ちょっとメタボな、でも、日本のゴジラに似たゴジラです。
今回は第一作目のゴジラに関連して、原爆、放射能、原子力発電所と同じ共通点が多く、よくまとめた脚本だと思います。放射能を求めるム―ト―、放射能をため込んでいるゴジラ、渡辺演じる芹沢博士の父は広島の原爆で死んでいる。ビキニ環礁の実験からストーリーが始まる。
冒頭、フィリピンで発見された化石と繭、巨大生物の移動跡が日本の原発に繋がり、出現したム―ト―は電磁波を発してハワイへ、ここでゴジラとハワイ決戦、その後サンフランシスコで最後の決戦となります。
CGで金が掛かるのか、ハワイ決戦はあっけなく終わり、サンフランシスコの決戦はどうなると思いましたが、ム―ト―が一対でゴジラに襲い、結構よかったです。戦うシーンは着ぐるみと違いCGのため、どうしてもどんな怪獣かハッキリしないことと全体像のシーンが少ないとは思いました。緊迫感は増すのかもしれませんが…。今回で死んでしまうためか、主人公はム―ト―夫妻でゴジラは脇役といった印象でした。
何を言っても良かったことは2つ、
一つ目は、渡辺謙がアメリカ人の発音でなく「ゴジラ」と発音するところ
二つ目は、ラストでゴジラがアメリカを救うところ
何しろ、ラストでゴジラはム―ト―を殺して海へ去っていく。きっと帰る先は生まれ故郷の日本でしょう。何しろ入っていく海は太平洋を西に向かいますから。アメリカを救うのは日本生まれのゴジラ、いいラストでした。
2014年07月26日
「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」を観て~70年代を見ごとに再現
先日公開された「マイ・ブラザー」を観ました。
犯罪者の兄クリス、警察官の弟フランク、兄弟の姉、父、兄弟のそれぞれの家族の物語。犯罪者と警官の兄弟を中心に物語は進みます。兄弟の間には少年時代の空き巣事件のことが深い溝を作っていて、この溝がどうしても埋められません。少年時代のシーンに「ノックを3回」というシーンがありますが、このシーンがラスト近くで重要なカギになります。
兄は出所後、犯罪に手を出し弟はそれを知り、警察をやめます。元恋人と街を離れようとする弟と恋人に、恋人の元彼が銃を持って追っていく、ラストはどうなるのかと思いましたが銃弾が、フランクを救います。
映画では、フランクが兄に放つ銃弾とクリスがフランクを助けるために放つ銃弾、二つの銃弾がこの映画のキーポイントでした。
ラストにカーチェイスがありますが、設定が70年代のため、すれ違う車はもちろん街を走る車も70年代にの車、このあたりは日本で撮ろうとしたら、時代を現代にしないと撮れないのではないでしょうか?CGも凄いですが、アメリカ映画の本当の凄いと思わせるのはこうゆう準備ができていることではないでしょうか。

犯罪者の兄クリス、警察官の弟フランク、兄弟の姉、父、兄弟のそれぞれの家族の物語。犯罪者と警官の兄弟を中心に物語は進みます。兄弟の間には少年時代の空き巣事件のことが深い溝を作っていて、この溝がどうしても埋められません。少年時代のシーンに「ノックを3回」というシーンがありますが、このシーンがラスト近くで重要なカギになります。
兄は出所後、犯罪に手を出し弟はそれを知り、警察をやめます。元恋人と街を離れようとする弟と恋人に、恋人の元彼が銃を持って追っていく、ラストはどうなるのかと思いましたが銃弾が、フランクを救います。
映画では、フランクが兄に放つ銃弾とクリスがフランクを助けるために放つ銃弾、二つの銃弾がこの映画のキーポイントでした。
ラストにカーチェイスがありますが、設定が70年代のため、すれ違う車はもちろん街を走る車も70年代にの車、このあたりは日本で撮ろうとしたら、時代を現代にしないと撮れないのではないでしょうか?CGも凄いですが、アメリカ映画の本当の凄いと思わせるのはこうゆう準備ができていることではないでしょうか。
2014年07月19日
「ディス/コネクト」を観て~見ごたえのある脚本
先日公開された「ディス/コネクト」を観ました。見事な脚本です。
弁護士一家と元警察官で今は探偵の親子と元海兵隊で子を失った夫婦とTVレポーターと違法ポルノサイトの少年、この四つの家族(グループ)がパソコンのネット関係から複雑に絡みあいストーリーは進みます。
チャット、SNS、ネット詐欺等、原題の日常で誰もが経験しそうな話をつなぎ、関係のない話が最後に繋がっていきます。これだけ複雑な話が非常に分かりやすく構成されています。身近に起こりそうなことをつないで一つの話になっています。
残り30分になって、物語を終わらせるためにそれぞれが悩む時間が流れます、その後は一気にラストへ向かっていきます。見事な脚本でした。
気がかりなことはベンは目覚めるのでしょうか?ジェイソンは捕まるのでしょうか?カイルはそのままでしょうか?たくさんの疑問を持って話は終わります。

弁護士一家と元警察官で今は探偵の親子と元海兵隊で子を失った夫婦とTVレポーターと違法ポルノサイトの少年、この四つの家族(グループ)がパソコンのネット関係から複雑に絡みあいストーリーは進みます。
チャット、SNS、ネット詐欺等、原題の日常で誰もが経験しそうな話をつなぎ、関係のない話が最後に繋がっていきます。これだけ複雑な話が非常に分かりやすく構成されています。身近に起こりそうなことをつないで一つの話になっています。
残り30分になって、物語を終わらせるためにそれぞれが悩む時間が流れます、その後は一気にラストへ向かっていきます。見事な脚本でした。
気がかりなことはベンは目覚めるのでしょうか?ジェイソンは捕まるのでしょうか?カイルはそのままでしょうか?たくさんの疑問を持って話は終わります。
2014年07月18日
「オール・ユー・二―ド・イズ・キル」を観て~タイトルは原題の方が
先日公開された「オール・ユ・ニード・イズ・キル」を観ました。トム・クルーズの新作です。
何度も死んでは生き返り、次第に戦闘能力を身に付けて的ギタイと戦うトムの物語。初めに出てきた弱い、臆病なトムが良い。戦場から逃げ出そうとして、逮捕され戦場へ連れて行かれる。タイムループ、ゲームのリセットのように何度も同じシーンが繰り返されるが、少しずつ映像もストーリーも変わっていくがこのあたりは、もっとカットして早い方が良かったと思う。同じシーンが繰り返される中にもっとユーモアがあったらとは思いましたが。敵のギタイもCGで非常に動きが早く、何が何だかわからない敵だったのは残念。
トムがタイムループの能力を身に付けた理由、同じ能力を持っていたリタがその能力が無くなった理由、そして、ラスト敵を倒したトムは…。ラストまでタイムループに繋がるストーリーでした。
ただ、タイトルは誰が付けたのでしょう。原題は「Edge of Tomorrow」で訳せば「明日の境目」になる。原題をカタカナに直すことはよくあるが、このタイトルは原題のほうが良いと思いますが…。
何度も死んでは生き返り、次第に戦闘能力を身に付けて的ギタイと戦うトムの物語。初めに出てきた弱い、臆病なトムが良い。戦場から逃げ出そうとして、逮捕され戦場へ連れて行かれる。タイムループ、ゲームのリセットのように何度も同じシーンが繰り返されるが、少しずつ映像もストーリーも変わっていくがこのあたりは、もっとカットして早い方が良かったと思う。同じシーンが繰り返される中にもっとユーモアがあったらとは思いましたが。敵のギタイもCGで非常に動きが早く、何が何だかわからない敵だったのは残念。
トムがタイムループの能力を身に付けた理由、同じ能力を持っていたリタがその能力が無くなった理由、そして、ラスト敵を倒したトムは…。ラストまでタイムループに繋がるストーリーでした。
ただ、タイトルは誰が付けたのでしょう。原題は「Edge of Tomorrow」で訳せば「明日の境目」になる。原題をカタカナに直すことはよくあるが、このタイトルは原題のほうが良いと思いますが…。
2014年07月04日
「メトロ42」を観て~どんぶらこ、どんぶらこと地下鉄が波に乗って
先日公開された「メトロ42」を観ました。ロシアのパニック映画です。
冒頭ベットシーンから始まり、不倫関係にある男女が出ます。一体どう地下鉄事故とつながるのかと思いました。映画の主役の説明が始まります。不倫関係の男ヴラト、女の夫アンドレイと娘クシューシャ、警察に追われた女ガリーナ、地下鉄の入り口で出会う若い二人アリーナとデニスが主な出演者です。
トンネルの壁が壊れモスクワ川の水が地下鉄のトンネルの中に、そして地下鉄は脱線、生き残った乗客は脱出を図ります。その中での脱出劇、始まって30分で事故は起きますからこれからどうなるのだろうと思いました。
地下鉄の事故でたくさん死に、逃げた人も線路の電気に感電して死んでいきます。国の対応は後手に回り、交通渋滞で救助隊も来ません。水の中を歩いて逃げますが途中で水が増え地下鉄の連結が外れ、地下鉄の車両が水に乗って襲って来ます。
一つの問題を解決すればまた問題が、一度は通気口までたどり着きますが、そこに一時的に水が襲い再び地下へ、その中で呼吸器の病気を持つアリーサとデニス、アンドレイトとヴラトとクシューシャの関係など人が描かれていきます。閉鎖的な空間の中で人の問題が描かれるパニック映画の王道です。地上では、不倫に悩んでいたイリ―ナが夫と娘が地下鉄事故に巻き込まれていることを知り、助けに走ります。
無事救助された5人はそれぞれに別れていきます。不倫相手のヴラトは会社の車に、アンドレイは最初に拒否しますが、イリ―ナとクシューシャと共に救急車に乗っていきます。
50年代に作られた古い地下鉄、コントロールセンターの機器も本当に古い、昔のTV、ウルトラマンの頃の科学特捜隊の本部のような設備です。地下鉄の迫力とコマ送りのような画像は飽きさせないで約二時間、時間を忘れるような映画でした。残念なことは、初めに出てくる地下鉄のトンネル点検をしているセルゲイが余り活躍しないこと。セルゲイは初めに異変に気がついた男、もっと関ってくるかと思いましたが、それほどではありませんでした。地下鉄が水に乗ってトンネルを走ってくるシーンは最高でした。
この映画が小さなホールで公開されていることがもったいない。もっと大きなスクリーンで見たい映画でした。

冒頭ベットシーンから始まり、不倫関係にある男女が出ます。一体どう地下鉄事故とつながるのかと思いました。映画の主役の説明が始まります。不倫関係の男ヴラト、女の夫アンドレイと娘クシューシャ、警察に追われた女ガリーナ、地下鉄の入り口で出会う若い二人アリーナとデニスが主な出演者です。
トンネルの壁が壊れモスクワ川の水が地下鉄のトンネルの中に、そして地下鉄は脱線、生き残った乗客は脱出を図ります。その中での脱出劇、始まって30分で事故は起きますからこれからどうなるのだろうと思いました。
地下鉄の事故でたくさん死に、逃げた人も線路の電気に感電して死んでいきます。国の対応は後手に回り、交通渋滞で救助隊も来ません。水の中を歩いて逃げますが途中で水が増え地下鉄の連結が外れ、地下鉄の車両が水に乗って襲って来ます。
一つの問題を解決すればまた問題が、一度は通気口までたどり着きますが、そこに一時的に水が襲い再び地下へ、その中で呼吸器の病気を持つアリーサとデニス、アンドレイトとヴラトとクシューシャの関係など人が描かれていきます。閉鎖的な空間の中で人の問題が描かれるパニック映画の王道です。地上では、不倫に悩んでいたイリ―ナが夫と娘が地下鉄事故に巻き込まれていることを知り、助けに走ります。
無事救助された5人はそれぞれに別れていきます。不倫相手のヴラトは会社の車に、アンドレイは最初に拒否しますが、イリ―ナとクシューシャと共に救急車に乗っていきます。
50年代に作られた古い地下鉄、コントロールセンターの機器も本当に古い、昔のTV、ウルトラマンの頃の科学特捜隊の本部のような設備です。地下鉄の迫力とコマ送りのような画像は飽きさせないで約二時間、時間を忘れるような映画でした。残念なことは、初めに出てくる地下鉄のトンネル点検をしているセルゲイが余り活躍しないこと。セルゲイは初めに異変に気がついた男、もっと関ってくるかと思いましたが、それほどではありませんでした。地下鉄が水に乗ってトンネルを走ってくるシーンは最高でした。
この映画が小さなホールで公開されていることがもったいない。もっと大きなスクリーンで見たい映画でした。
2014年07月03日
「訪問販売リフォームによるトラブル」の記事から5 雨漏りは雨が漏るから雨漏り…
最近は新聞記事のように、雨漏りすると言って不安をあおる例が多いようです。
毎年、私のお客さんから訪問業者に言われたと言って電話があります。
私 「雨が漏っているのですか?」
お客さん 「漏っていない」
私 「では漏ってから電話して下さい」と返事をします。
なぜなら、漏っていないのに漏るところを特定することなどできるわけないからです。
雨漏りすれば、天井裏に入って雨が漏っている痕跡を見つけ、それから屋根に上がって雨漏りしている場所を探します。シロアリ被害も同じ、シロアリがいないのにシロアリの被害が出るとは言えません。雨漏りもシロアリも「たぶんそうなる」では工事できないのです。たぶんとかおそらく雨漏りすると言って、もらなかったらウソをついたことになります。ウソをついて工事し、お金をもらえば詐欺になってしまいます。雨の量が少ないとか言う理由を付けるのなら、雨がどんな気象条件で降れば雨漏りするのか初めに説明すべきです。
雨漏りは雨が漏ってから雨漏りで、雨漏りしていないのなら雨漏りではありません。当たり前のことです。下から見て雨が漏るかもらないかわかる人などいません。屋根に穴があいている。瓦が割れているなどしてない限り絶対に漏るかわからないのです。

毎年、私のお客さんから訪問業者に言われたと言って電話があります。
私 「雨が漏っているのですか?」
お客さん 「漏っていない」
私 「では漏ってから電話して下さい」と返事をします。
なぜなら、漏っていないのに漏るところを特定することなどできるわけないからです。
雨漏りすれば、天井裏に入って雨が漏っている痕跡を見つけ、それから屋根に上がって雨漏りしている場所を探します。シロアリ被害も同じ、シロアリがいないのにシロアリの被害が出るとは言えません。雨漏りもシロアリも「たぶんそうなる」では工事できないのです。たぶんとかおそらく雨漏りすると言って、もらなかったらウソをついたことになります。ウソをついて工事し、お金をもらえば詐欺になってしまいます。雨の量が少ないとか言う理由を付けるのなら、雨がどんな気象条件で降れば雨漏りするのか初めに説明すべきです。
雨漏りは雨が漏ってから雨漏りで、雨漏りしていないのなら雨漏りではありません。当たり前のことです。下から見て雨が漏るかもらないかわかる人などいません。屋根に穴があいている。瓦が割れているなどしてない限り絶対に漏るかわからないのです。
2014年07月02日
「トランセンデンスを観て~2001年のHAL以来
先日公開された「トランセンデンス」を観ました。ジョニー・デップの新作です。
デップ演じる科学者ウィルは撃たれ、その頭脳をコンピユーターにインストールする、人工知能としてネット上で世界中にアクセスできるようになったウィルとその妻でありパートナーエヴリンと同僚マックスと話です。人工知能ウィルは次第に世界を支配しようとしていきます。その事に早く気がついたマックスは、ウィルを倒す為にFBIと反テクノロジー集団のRIFTと組みウィルに戦いを挑むという映画です。
ネットの評判ではウィルとエヴリンとの関係がずっと綴られていくことに、もっと違う話の展開を期待する人が多いようですが、初めからこの映画は人工知能の恐怖を縦糸にと科学者夫婦の愛を横糸にしている映画ですからむしろ夫婦に重点が置かれることは仕方ないでしょう。とにかくインターネットを通じてどこにも行ける人工知能に対抗するには、こういうストーリーしかないのではないでしょうか。でないとどうやって終息するのかと考えてしまいます。作品的にはそれなりに楽しめました。
ただ疑問点は多々あります。まずナノテクノロジーのロボット、何しろ雨粒の中にウヨウヨ居るのですから、作るのもばら撒くのも大変、どこでつくってどうやって撒いたのでしょうか?反テクノロジーのRIFTはどうなったのかも不明、ウイルスのせいで世界中のコンピューターは使用不能、その後の世界も不明です。細かい点に多くの疑問は残り、そのあたりは残念でした。
「2001年宇宙中の旅」のHAL9000以来、コンピユーターが人類に対して反乱を起こす映画は多々作られましたが(よく考えたら、HAL9000は命令を守っただけで反乱を起こしたとはいえないかもしれません。)、人の脳をインストールするのは初めてでしょうか?コンピューターがだんだん複雑に賢く反乱をする映画になり、この後の映画はターミネーターはロボットでしたが、コンピユーターが医療技術の進歩で人を作るのでしょうか?この映画ですでに出てきますが…。

デップ演じる科学者ウィルは撃たれ、その頭脳をコンピユーターにインストールする、人工知能としてネット上で世界中にアクセスできるようになったウィルとその妻でありパートナーエヴリンと同僚マックスと話です。人工知能ウィルは次第に世界を支配しようとしていきます。その事に早く気がついたマックスは、ウィルを倒す為にFBIと反テクノロジー集団のRIFTと組みウィルに戦いを挑むという映画です。
ネットの評判ではウィルとエヴリンとの関係がずっと綴られていくことに、もっと違う話の展開を期待する人が多いようですが、初めからこの映画は人工知能の恐怖を縦糸にと科学者夫婦の愛を横糸にしている映画ですからむしろ夫婦に重点が置かれることは仕方ないでしょう。とにかくインターネットを通じてどこにも行ける人工知能に対抗するには、こういうストーリーしかないのではないでしょうか。でないとどうやって終息するのかと考えてしまいます。作品的にはそれなりに楽しめました。
ただ疑問点は多々あります。まずナノテクノロジーのロボット、何しろ雨粒の中にウヨウヨ居るのですから、作るのもばら撒くのも大変、どこでつくってどうやって撒いたのでしょうか?反テクノロジーのRIFTはどうなったのかも不明、ウイルスのせいで世界中のコンピューターは使用不能、その後の世界も不明です。細かい点に多くの疑問は残り、そのあたりは残念でした。
「2001年宇宙中の旅」のHAL9000以来、コンピユーターが人類に対して反乱を起こす映画は多々作られましたが(よく考えたら、HAL9000は命令を守っただけで反乱を起こしたとはいえないかもしれません。)、人の脳をインストールするのは初めてでしょうか?コンピューターがだんだん複雑に賢く反乱をする映画になり、この後の映画はターミネーターはロボットでしたが、コンピユーターが医療技術の進歩で人を作るのでしょうか?この映画ですでに出てきますが…。
2014年07月01日
「超高速参勤交代」を観て~「超」の字が最高
先日公開された「超高速参勤交代」を観ました。
お笑い時代劇です。本来8日かかる参勤交代を5日でする。デタラメな命令に屈することなく家来と共に挑戦する殿様を佐々木蔵之介が演じています。難しい理屈はなく単純に見る映画ですが、伏線がしっかりしていてなるほどと思わせるところがあり、楽しめました。
冒頭、神部ちゃんが百姓で大根を殿様に渡します。漬けた大根切る女中に食べる殿様、そしてラストには将軍がその大根の漬物をほめる。大根だけでこれほど話がある作品も珍しいでしょう。ただし、神部ちゃんの出演シーンはこれと冒頭のナレーションだけで残念。また、飢饉の時に友藩に米を送ったことが家老との話で出てきますが、この藩の殿様が後半、助けてくれます。このあたりをこれから見る方はお聞き逃しないように。
お笑いなのだけど隠密に襲われるシーンが度々、家臣も得意の武器で戦いますが、竹光で戦うシーンが最高です。これだけの戦いシーンで誰も死なないのかと思いましたが、上地が最後のシーンで倒れます。ついにと思いましたが生きていました。
井戸に落ちた西村は幽霊のようになって生きていたし、最後に女郎の深田は側室になってめでたしめでたしでした。思ったよりお客さんが入っていました。毎日の息抜きになる映画でした。

お笑い時代劇です。本来8日かかる参勤交代を5日でする。デタラメな命令に屈することなく家来と共に挑戦する殿様を佐々木蔵之介が演じています。難しい理屈はなく単純に見る映画ですが、伏線がしっかりしていてなるほどと思わせるところがあり、楽しめました。
冒頭、神部ちゃんが百姓で大根を殿様に渡します。漬けた大根切る女中に食べる殿様、そしてラストには将軍がその大根の漬物をほめる。大根だけでこれほど話がある作品も珍しいでしょう。ただし、神部ちゃんの出演シーンはこれと冒頭のナレーションだけで残念。また、飢饉の時に友藩に米を送ったことが家老との話で出てきますが、この藩の殿様が後半、助けてくれます。このあたりをこれから見る方はお聞き逃しないように。
お笑いなのだけど隠密に襲われるシーンが度々、家臣も得意の武器で戦いますが、竹光で戦うシーンが最高です。これだけの戦いシーンで誰も死なないのかと思いましたが、上地が最後のシーンで倒れます。ついにと思いましたが生きていました。
井戸に落ちた西村は幽霊のようになって生きていたし、最後に女郎の深田は側室になってめでたしめでたしでした。思ったよりお客さんが入っていました。毎日の息抜きになる映画でした。