2015年10月26日

「ガンバと仲間たち」を観て~ノロイ達の踊りが◎

映画「ガンバと仲間たち」を観に行きました。
昔、アニメで観たことのあるガンバの冒険の映画板です。ガンバよりもノロイが非常にいいできでした。

島に残る歌に秘密があるストーリーは◎だと思います。ガンバ達の皮膚の質感が毛がないようにも見えましたが、見慣れてしまえば違和感がありませんでした。

何より、ノロイ達の月明かりの踊りのシーンが最高でした。野村萬斎の声も◎でした。

残念なことは、時間が短かったことです。ガンバが旅に出て島に着くまでのテンポが速く、もう少し時間をかけても良かったと思いました。

ガンバ


  


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2015年10月25日

「ジョン・ウィック」を観て~出来過ぎ

映画「ジョン・ウィック」を観に行きました。
キアヌ・リーブスの新作です。

アクションの連続で退屈しないのですが、あれだけの敵の中に一人で乗り込み死なないなんて、いくら主人公とはいえ出来過ぎとしか思えませんでした。

一度敵に捕らわれるのですが、そこでもなかなか殺さないで、昔の相棒マーカスの助けで生き残ってしまいます。散々部下を殺されたのだから有無をいわさずに殺せばいいのに、なぜ殺さないのだろうとしか思えません。敵の親分の生ぬるい対応にこの映画の限界を感じたように思いました。

アクションシーンを楽しむのは良いですが、ストーリーはいまいちでした。マーカスに二度救われますが、その理由はわかりません。具体的に過去のマーカスとの関わりを入れた方がよかったと思います。

それにしても、キアヌが一番始めに、3人に襲われた時は弱いなと思いましたが、その後の殺すシーンとギャップが有りすぎではないでしょうか?初めから、3人を倒してもおかしくないと思います。自宅で襲われたのですから。
これから観る人は、どう思いますでしょうか。
  


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2015年10月19日

「グラスホッパー」を観て~タイトルの意味が?

映画「グラスホッパー」を観に行きました。伊坂幸太郎原作の映画です。

殺し屋が三人出てきますが、彼らの周りを主人公の一般人鈴木がウロウロしている映画です。

映画は時間を忘れるほどでしたが、タイトルのグラスホッパーはトノサマバッタのことですが、映画の中で「トノサマバッタが密集して育つと黒く変色し凶暴になる。人間もしかり…」と吉岡が話しますが、何度も渋谷の交差点のシーンが出てくるで、そこにいるたくさんの人々が凶暴になるのかと思いましたが、全く予想はずれでした。

殺し屋「蝉」を演じた山田は○でした。女性では重要なキャラの菜々緒はイマイチで麻生に役を変わった方がいいと思いました。途中で2人を銃殺するシーンがあるのですが、冷血で何度も殺しているよう女に見えない,菜々緒では合わないし、いらないシーンだと思いました。吉岡がついに悪役かと思いましたが、そうではありませんでした。

ラストは、途中で?と思ったことが解決しますが、一つ良くわからないことが、初めに生田の恋人に救われる子供は、いったい誰と渋谷に来ていたのでしょうか?恋人百合子が誰と来たのか尋ねますが不明のままです。まさか、あの子があそこにいたことも筋書きの一部でしょうか?

  


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2015年10月08日

「岸辺の旅」を観て~不思議な映画

映画「岸辺の旅」を観に行きました。
行方不明の夫浅野が3年ぶりに突然帰ってきて「俺死んだよ。」と言い、3年の間いた場所に妻の深津と旅をする映画です。

映画は分からないことばかりで、死んだ人間との旅を簡単に受け入れる深津、旅の途中で他にも同じように死んだ人が現れること、他の人にも死んだ人間が見えることでした。幽霊でなく生き返ったのでもないという主人公の不思議な映画でした。なぜ、浅野、深津の夫婦がなぜこのような関係なのか?3年前になぜ出て行ったのか?謎だらけで終わります。過去の夫婦の話は出てこないからです。

映画はオムニバス式でいろいろな場所に行くのですが、浅野が言ったきれいな(見た目は少なくともきれいでない)場所ではなく、普通の地方の町ばかりで場所には意味がないようでした。そこで会う死人も、浅野と同じように生活(実は死んでいる)している人やずっと昔に死んだ人、未練があり生きている妻にとりついている人などいろいろで、必ず死に関するエピソードがあります。タイトルの「岸辺」とはあの世との境、と言う意味でしょうか?観ていてそんな感じがしました。

途中で蒼井優がワンシーンだけ出てきます。非常に短いですが深く印象に残る演技でした。深津がもう一度白玉を作るキッカケになります。



  


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2015年10月07日

ポプラの秋」を観て~千秋の成長物語

映画「ポプラの秋」を観に行きました。
本田望結と中村玉緒の映像が予告編でよく出てくるので、てっきり2人のからみが多いのかと思ったら、冒頭から村川絵梨演じる成長した千秋が出てきて、映画の内容は(幼少期を本田が演じる)千秋の成長物語でした。

冒頭で母との関係が上手くいってないこと、勤め先の病院の医師の子を流産したこと、睡眠薬を飲んでいることが語られます。大人になった千秋は勤め先も家族との関係も順調でない、相手の医者からは冷たくされ一人で問題を抱えていることが分かります。

母からのTELで千秋の頭は子供の時代に飛び、アパートの家主中村との思い出が語れます。その中でなくなった父のことが母との関係を悪くしたことがわかっていきます。アパートでいろいろな人に出会い、同じ世代の子供オサム君との出会いで千秋はで別の悩みを抱える子を見て、自分だけではないことを知ります。

中村の葬儀に駆けつけた千秋は棺の中のたくさん手紙と手紙に関係した人たちの話を聞き、中村が家族を失った人の悲しみを、手紙を書かせることで徐々に受け入れたことを知ります。ただ、千秋には他の人のように受け入れることができません。その理由は父の死の真相がわからないからでした。

観る前と印象が変わりました。映画は、一人の女性の成長物語でラストの千秋の表情に母への疑問が解けたことが分かります。

良い作品だと思いますが、予告編で中村と本田がピックアップされ本来の映画の内容と違った印象を持ってしまいます。ハッキリ言ってこの映画の予告編は失敗ではないでしょうか?最近は、他の映画でも予告編を大きく裏切る映画がありガッカリすることもありますが、この作品は観てよかった作品だと思いました。

ポプラ


  


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