2015年07月13日

「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」を観て~トニー・スタークの罪は

「アベンジャーズ2」を観に行きました。
マーベルコミックの主人公が集団で活躍する映画ですが、こんな集団にいったい誰が敵になるのかと思いましたが、思っていたより内容が凝っていました。ウルトロンとの戦いよりもテレパスで人の脳を操る新キャラ、ワンダの登場で意外に楽しめました。

とんでもないパワーを持つアベンジャーズの面々に、テレパスで幻想(ヒーローたちの過去)を見せるアイデアは良かったと思います。また、ウルトロンのテーマは人工知能、どちらも脳に関係するのは偶然でしょうか?

それにしても、これだけの騒動(?)を起こした原因はスタークの罪はいかなる裁きを受けるのかと思いきや、ラストで何事もなかったように車に乗ってどこかに行ってしまいました。最も、細かいことにこだわればアベンジャーズは、観ることが出来ません。何でもありですから・・・。
  


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2012年09月14日

桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金

桃・柿育英会に募金しました。
子供が就職したので、携帯電話の料金だけでもお金が浮くと思ったからです。

震災から一年以上経ち、どうせ募金するならと思い「震災孤児、遺児のために使う」と目的がしっかりしていることと、95年の阪神の地震の時にも育英会はありましたから実績があること、また、発起人が小澤征爾、安藤忠雄、小柴昌俊等の顔が分ること、定期的にネット上に報告があることから桃・柿育英会に募金しました。

電話すると、すでに10年間、毎年1万円の募金は締め切りましたが、個別の募金は今でも受け付けている、金額はいくらでもいいということなので、振込先を調べて募金しました(ちなみに私が募金した額は秘密です)。

桃柿育英会mのホームページによると宮城、福島、岩手の3県で1705名の遺児、孤児がいるそうです。また、4月26日に二回目の送金が行われ、1,2回の合計で1,569,780,280円の送金がされたようです。

震災で、世界中から義援金が寄せられたと思いますが、(こんなこと書くと、それに携わっている人から怒られそうですが)一体何に使っているのでしょうか?

昨年の震災の後、アフガニスタンのカンダハルの市長から400万円の義援金が送られました。週刊誌か新聞に載った小さな記事でした。アフガニスタンはご存知の通り、9.11のテロの後、戦場になった国です。

以前に薮中三十二氏の「国家の命運」という本に、日本がアフガニスタンに戦後いろいろな援助をしていることが書いてありました。そのお礼だと思います。

義援金を送ってきたときのカンダハル市の市長ハミディの言葉です。
「日本のような国にとっては大したお金でないことは分っているが、カンダハル住民の感謝の印だ。」

調べれば発表しているのか知れませんが、なぜ、定期的にTV、新聞等では発表しないのか不思議です。月に一度ぐらい義援金の額とその使い道を公表すべきです。私はNHKは特にすべきだと思いますが、公表しないと義援金を送ってくれた世界中の人に申し訳ないと思いませんか?




  


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2012年06月23日

展示会に行ってきました

会場の写真



こんな木も売っています。写真はケヤキ材です。



このテーブル、幅約1メートルのトチ材の一枚板です。



企業のブースでは、このように自社製品のアピールをしています(写真は大建工業)。



昨年の地震の影響か耐震のブースは格段に広くなっています。また、写真の模型はボタンを押すと揺れるように造ってあります。補強したものとの違いがよくわかります。






























電気自動車も置いてありました。



最近はこのような大規模の展示会は減りました。勉強のために出来るだけ来るようにしています。  


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2012年02月04日

福島第一原発の原子炉建屋のカバーの記事から2~解体修理

(昨日のブログを投稿した後、考えたことです。内容は原子炉建屋カバーのこととは関係ありません。)

昔、読んだ本でセビリア万博のときの日本館が、安藤忠雄氏の設計で木造の建物でした。組み立てるのに全て加工して搬入し、一度に組上げたため工事中の他の国の職人が見物に来た話がありました。

法隆寺が世界遺産に登録されるときも、審査に来た外国の委員は1300年前の材料ではなく、新しい材料で建直していると考えていたようで、木造建築にそれほど耐久性があると考えていなかったそうです。

もしかすると、「解体修理」という言葉は他の国にはないのかもしれません。いまある建物を新しい材料でまた組上げるか、建物を修理するしかないと考えているのでしょう。

実際、日本の大工の考えた工法は最もリフォームに適しています。今、リフォームが流行っていますが、それも、ほとんど大工が耐久性のある木材を加工し、かつ、金物を最小限にしか使わなかったからだと思います。鉄を使えば鉄が錆びて木材を傷めます。金属を多用した木造建築は寿命が短いと思います。


  


Posted by まちの大工さん  at 18:01Comments(0)四方山話

2011年11月14日

四季桜

 9 月の二つの台風以来、なかなかゆっくり休みが取れませんでしたが、数日前の新聞の写真を見て、一度行ってみたいと思っていた旧小原村の四季桜を見に行きました。

 今、見積りしているお客さまのアドバイスで、朝7時に出発、昼には帰ってくる予定で出かけました。
新聞に出でていた川の桜は満開でした。



 

                               朝九時にこの車の数です。

豆腐、桜餅、卵、ねぎ、自然薯…たくさんの土産を買って帰ってきました。
小原を出たのは午前11時ごろですが、逆方向車線は渋滞でした。アドバイスを聞いてよかったです。







  


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2011年10月03日

台風の後

台風12号、15号の被害で修理工事の依頼が増えています。

一昨年の台風18号ほどではありませんが、11件の依頼があり、そのうち7件の見積をつくっています。
どなたも早く直してほしいと思っているので、なるべく早く作ろうと必死です。ブログを書く時間がありません。

私にとって良かったことは、一昨年の台風で直した家も、昨年、雨漏りの修理をした家も雨漏れがなかったことです。

今年は、5月からたくさんの台風が来ました。特に紀伊半島の被害は甚大でした。
被害に遭われた方は本当にお気の毒です。早く立ち直って新しい生活に踏み出せることを祈ります。







  


Posted by まちの大工さん  at 18:26Comments(0)四方山話

2011年07月18日

名古屋城本丸御殿上棟式に行って来ました3

杮葺き(こけらふき)の様子です。杮葺きは杮板(ここでは秋田杉の板を使用)を何枚も重ねて、竹くぎで止める工法です。屋根職人さんの前においてある小さな板が屋根材の杮板です。

私も杮葺きを葺いているところは初めて見ました。

















杮板の間に銅板が見えますが、杮板10枚に一枚銅板が入れることで銅イオンが杮板の傷みを遅くするそうです。



















外では杮板をつくる実演をしていました。

















杮葺きの断面です。10枚以上重ねて屋根をつくっています。


















杮板を重ねた屋根は軽く地震には向いた工法です。天正時代には大きな地震もありましたから、この御殿を造ったときに採用したのでしょうか。

このような復興工事を見ると、改めて日本の大工技術は世界一だと思います。

今回のような見学会が催され、たくさんの人が見に来て職人の仕事が表に出るのは、同じ職業をする私にともうれしいことです。  


Posted by まちの大工さん  at 17:57Comments(0)四方山話

2011年07月17日

名古屋城本丸御殿上棟式に行って来ました2

これから組む材料が置いてあります。全てヒノキ材です。



















この大きさの長押はすごい。


















現場ののすぐ脇でも加工していました。今日は催し物のため大工さんは少ないそうです。

































大工道具が展示してありました。
長い鉋、底取り、脇取りやノミはこの現場のためにつくった道具だそうです。















  


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2011年07月15日

名古屋城本丸御殿上棟式に行ってきました1

上棟式が行われた名古屋城本丸御殿の現場見学会へ行ってきました。
 
















加工場です。
































本丸御殿の入口から

































上棟式に使われた漆塗りの墨つぼ、手斧と指しがねです。
















柱を根元の写真です。石の凸凹に合わせて加工します。この作業を「ひかりつけ」といいます。石の凸凹で柱も動きにくくなります。


  


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2011年06月29日

ワイン試飲会のテーブル

私がいつもお酒を買う『藤川酒店』さんで、6月から月の第4土曜日にワインの試飲会をしています。beer

写真のテーブルは、うちで作ったものです。
   
              天板は桧無垢材38㎝x70㎝x4.5㎝




          杉板の足にはうちの職人がワイングラスをかたどって、くり抜いてあります。


ワインのお好きな方、来月の試飲会は7月23日の土曜日の予定です。

藤川酒店 豊橋市花田町字荒木29-1 珈琲館ピア 敷地内
   TEL 0532-32-6222
  


Posted by まちの大工さん  at 18:52Comments(0)四方山話

2011年06月20日

子供の頃

私は、小学生の頃から父に現場に連れて行かれました。行くとお施主さんにお菓子をいただいたり、職人たちにかわいがられました。

今と違い、当時は大工が柱、梁などの加工、建て前をして、瓦、左官、電気、水道などの各職人がその都度、工事に来ていました。のんびりしていましたが、お客様も気軽に職人と話をし、一緒に自分の住まいを造っていたと思います。最近のように工事が早く進まないので、毎日の工事を見ているお客様も家のことはよくご存知でした。

数年前に、富士ハウスが倒産した時、鍵を渡されていないため、工事中の自分の家に入れない家族の映像が流れていました。工事中は建築会社のものですから、鍵を渡さないことは違反ではありません。

あの映像を見た頃から「何かが違うのでは?」と思っています、そして考えていることをこのブログで綴りたいと思います。  


Posted by まちの大工さん  at 19:48Comments(0)四方山話

2011年06月19日

四方山話とは

四方山話と書いてよもやまばなしと読みます。
ここにある国語辞典によると「世間の、あれこれさまざまなこと。世間話。」と書いてあります。

1955年以来、豊橋市を中心に工務店をしています。わたしは2代目です。
その私もこの業界に入って25年以上になりました。

昔話から今の話まで、私が見聞きしたこと、経験したこと、意見や、お客様とのやり取りなど小さな工務店の経営者の実体験をカテゴリー分けして「この業界の四方山話」としてく予定です。

お住まいの新築、改築、修理修繕などをお考えの方に参考になればと思っています。
これから、よろしくお願いします。  


Posted by まちの大工さん  at 09:18Comments(2)四方山話