2014年02月27日

うちのつくり方17 ~③-4 将来リフォームできるために~

その③ 将来、リフォームしやすいことを考えて

③-4 将来リフォームできるために~うちのつくり方~
まちの大工さんでは材料を一般の材木店や建材店から仕入れて、加工場で職人が材料を一本一本加工して現場に搬入して組み立てています。加工場で使う機械も職人が一人か二人で操作できる簡単な機械です。コンピューターで管理して材料を加工していません。天然の木材を構造材として加工しているため、木によって癖があり、それを見て一本一本加工するため、全て機械に頼らない方がいいのです。加工した材料を搬入し、構造材を組上げ、仕上げ材の外装・内装を張る。ほとんど現場で1つずつ部材を組んでいますから、将来、逆の事をすれば必ずリフォームできます。災害等で被害があっても、修理、補修ができるように現場作業を減らしていない造り方をしているのです。
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私の代になって、私の父がつくった家のリフォームに行くとお施主さんにこんな風に言われます。
「お父さんがちゃんと造ってくれたから、悪くならない」
「もっと壊れるようにつくらないと仕事がなくなるぞ」
と皮肉も言われます。どのお客さんもつくっていた時に見ていたのです。ですから、大事に使ってくれるのです。

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おじいさんやお父さんが苦労して建てたから建て替えではなく、リフォームしたいという話を聞いた事があります。リフォームした理由は、自分の家を建てた時の苦労話や家への思い(愛着)を家族に伝えたからです。家に愛着があったのは、人(職人)がつくっているところを毎日見て、「今日は壁ができた、明日クロスを貼るな・・・」とお施主さんも自分の家つくりに参加していたからではないでしょうか?職人も施主の希望に応え、一生懸命につくった、そこに物語できたからです。お施主さんと建てた職人が、自分の家づくりの物語の主人公なのです。
工事中に鍵を渡さない、基礎の段階で内装の色まで決めてしまっては、施主は物語に参加できません。建築業者が「図面通りにつくった」で話が終わってしまうからです。


次回は、『まとめ』です。  


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2014年02月25日

「大統領の執事の涙」を観て~題名に涙はいらない…

先日公開された「大統領の執事の涙」を観ました。
アイゼンハワーからレーガンまでホワイトハウスの執事を務めた黒人のセシルとその家族の物語です。タイトルの涙は、オバマが大統領になるシーンを見てセシルが流すのですが、そのシーンを見てタイトルに涙を付けるのは?でした。

綿花畑の濃度の子として生まれたセシルは、苦労しホテルからホワイトハウスの執事になります。結婚して男の子が二人います。ここまではさほど時間を掛けていません。映画はここから、特に長男ルイスとの仲たがいから、数十年後の和解までの物語です。息子ルイスは人種差別の社会に対して抵抗していきます。その過程を当時の人種差別からの開放運動と共に描いています。セシルはそんな息子の考えに反対、断絶してしまいます。

同じようにセシルは小さな抵抗をします。ホワイトハウスの執事の待遇を黒人と白人を同じにしてほしいと訴えることでした。初めに訴えてから数十年後、セシルは待遇改善を勝ち取ります。その後、レーガン夫人から晩さん会に招待されます。そこでセシルは給仕される側になったのです。
セシルはそれから仕事に打ち込めなくなり執事をやめます。給仕する側からされる側になり、見方が変わり初めて息子ルイスの事を理解し、ルイスに会い和解するのです。

題名に「涙」はいらないと思いました。第二時大戦後のアメリカの社会史をセシルの家族の視点から見た映画でした。農奴の子として生まれた自分の境遇と執事の子として生まれたルイスとの考えの違い、実際にこのような家族がたくさんいたのでしょう。その歴史を順に追って描いた作品でした。

セシルとルイスの行動を対比するように映像化しています。特に、パーティの準備するセシルとショット・イン運動するルイスのシーンを交互に見せたカットは◎でした。
執事



  


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2014年02月24日

うちのつくり方16 ~③-3 将来リフォームできるのか?~

その③ 将来、リフォームしやすいことを考えて

③-3 将来リフォームできるのか?~最近の大きい会社のつくり方
ハウスメーカーでは、工場生産の比率を上げ現場作業を減らそうとしています。現場で基礎をつくり、その間に工場で内装外装をパネル化し、何台ものトラックで現場に搬入し組み立てています。もちろんパネルは重く、人の力では持てませんから全てレッカー作業です。レッカーでパネルを吊り上げ組み立てるのです。現場の作業が減り、短時間で家が建つので、仮住まいの家賃などが減るなどメリットがあると思いますが、レッカーで吊りあげたパネルは将来、現場で直せるのでしょうか?
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完成した住まいに、駐車場や塀などが作られると、リフォームの時には、おそらくレッカーは使えません。レッカーを使うようなリフォームをするのか?と思われるかもしれませんが、経年劣化によるリフォーム以外では、交通事故で車が家に飛び込んできたなどは、ない話ではありません。そんな場合、パネルを取り外すことはできませんし、仮に外したとしても同じように修理できるのでしょうか。リフォームは、外壁の塗り直しや内装の壁紙を張り替えたりするだけではありません。地震や台風、事故などでも被害は出るかもしれません。その時に直せるのか、という事は大事なことだと思います。
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次回は『③-4将来リフォームできるために~うちのつくり方~』です。
  


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2014年02月20日

うちのつくり方15 ~③-2 将来リフォームできる条件~

その③ 将来、リフォームしやすいことを考えて

③-2 将来リフォームできる条件
将来リフォームできる条件の一つめは、誰でも知っている工法(オープン工法)で建てることです。誰でも知っている工法ならば、つくった人が亡くなってもつくり方を知っている人が必ずいます。だから直せるわけです。ハウスメーカー独特なオリジナル工法(未公開なので、クローズド工法と言います)では、その工法のつくり方は一部の人しか知りません。当然数も少ないので、オリジナル工法は使っていた業者がいなくなれば、直せるか分らず、リフォームは難しいと思います。

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条件二つめは、どこでも売っている材料(部材)でつくることです。一般に売っていない材料や注文して何日もかからないと手に入らない材料でつくられては簡単にリフォームできません。法隆寺も箱木家も身近にある木を使って建てられました。法隆寺の太い柱も1300年前には奈良の山で、箱木家の材料は近くの山では当たり前のように生えていた身近な木なのです。

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条件三つめは、なるべく現場でつくることです。現場で造れば必ず現場で直せるからです。今では工場で、図面どおりに正確に早くつくることが良いこととされていますが、将来のリフォームに適しているかは別のことなのです。それとも、工場でつくったパネルは、将来現場で治す時には簡単にできるように考えて作っているのでしょうか?
工場ではなるべくコストをかけずに早くつくることしか考えていないのでは?と私は思います。

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次回は、『③-3将来リフォームできるか?』です。
  


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2014年02月17日

うちのつくり方14 ~③-1 リフォームの時代~

その③ 将来、リフォームしやすいことを考えて

③-1 リフォームの時代
今では、リフォーム工事は当たり前になりました。ではなぜ、当たり前になったのでしょうか。その最大の理由は、日本中の大工がつくってきた工法(木造軸組工法)がリフォームに適した工法だからです。
日本の大工は柱と梁などの部材を組み合わせて骨組みをつくり、屋根を葺き、壁をつくり、内装をして家をつくります。骨組みに面材を付ける、主要構造材と仕上げ材が別々なため、リフォームに適しているのです。

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奈良の法隆寺は、約1300年前に建てられましたが、今でも建っています。その理由はリフォームできたからです。日本の木造軸組工法は、全てをバラバラにしてまた元のように組み上げる解体修理ができるからです。寺だけでなく民家も木造軸組工法で、解体修理が可能です。神戸市北区に箱木家という家があります。約600年前、鎌倉時代末期か室町時代の初期に建てられた住宅ですが、増改築を繰り返し1980年代にダムが作られるまで実際に住んでいた家です。
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約1300年前はもちろん600年前にも電気道具はありません。まして、工場で正確に部材を加工することなどできるわけありません。法隆寺や箱木家が建っているもうひとつの理由は、現場で部材の加工をして、組み立てたから、現代でも解体修理できるのです。今リフォームしている木造住宅のほとんども同じように職人が加工して組み立てたのです。一つ一つの部材は不揃いなのに、何百年も持っているのは現場作業が主で、調整しながらつくったからです。

次回は、『③-2将来リフォームできる条件』 です。
  


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2014年02月14日

「ジャッジ」を観て~キツネがニャー◎

遅ればせながら「ジャッジ」を観に行きました。ネットの評価が高くやっぱり観に行こう思い、先日行ってきました。

ストーリーは仕事のできない正直者のダメ広告会社の社員太田(妻夫木)が、審査員としてサンタモニカへいき、周りを巻き込んでし成長していくお話。相棒は点なし大田の北川景子。北川は仕事のできる社員役。

一言一言が必ず後で効いてくる面白い脚本。鏡さん(りりー)のアドバイス、ペン回し、オタク、カマキリ拳法、英会話の本などどうでもいいモノ、事がすべて後で生きてくる。サンタモニカでちくわの説明をするシーン、「のぞくとと未来が見える」ちくわの説明が、あとで審査員長の心を変えるシーンへと繋がっていく、そして一番大事なことは太田の元恋人の言葉「CMでみんなを幸せにする」が太田の心を支え、周りを変えていく。面白くていい脚本でした。

ラストのオチは、冒頭の「キツネがニャーニャー」がきっかけで、太田の首がつながるシーンでした◎(何を言っているかは観ないとわかりません)。

北川景子のキックも◎、そのほかたくさんの脇役が加瀬、でんでん、竹中、柄本(子)、風間…出ていて◎でした。
jajji


  


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2014年02月13日

うちのつくり方13 ~余談~

余談~木造住宅は、学校では教えてくれない~

私は大学の建築学科で学びましたが、大学の授業に木造の講義は、一講義、本一冊でした。何百年も前から大工が家をつくり、木造住宅は日本で最も建っている建築物と思いますが、明治時代に今の学問がつくられてから今まで木造住宅という専門課目はありません。もちろん、工業高校や専門学校にもありません。明治から変わっていないのです。阪神大震災からEディフェンスなどの施設で実験が増え、学問として進んでいる程度です。
プレカット工場がない頃の設計士の方は、加工している大工の所へ来て、どんなふうに造っているか、納まりをどうすればいいか見にきました。今はそんなことはしない方がほとんどです。私の所のように加工しているところも少なくなったので、勉強するところがありません。CADで平面図、立面図などを描き、肝心な構造図(軸組み図)をプレカット工場に依頼、耐震計算をしない方もあるようです。②-1の「設計図だけではつくれない」に書いたように設計図だけでできないのですから、現場を見て勉強することはたくさんあるのです。

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日本の資格が実績よりも、試験の合否によって与えられ、実際の仕事を見て与えられていないことに問題があると私は思います。外国では、家を建てる時に呼ばれるのは、家をもっともよく知っている大工ですが、日本では有資格者の設計士です。②-3「私の体験談~1日で全部決める~」に書いたように事務所で全て決めてしまい、現場の意見も聞かないでいいモノができるのでしょうか?実際につくっている人(職人)の考えることは設計している人と違うのです。ですから現場に足を運んで職人の意見、考えを聞かないといいモノはできないと私は思います。
最近のデザインを前面に出した家を見ていると、現場に行った事があるのか、実物を見て考えたことがあるのか?と疑問を持つ事例が多く、特に大きな吹き抜けのある家をみると、『日本は世界でも有数の地震国である事を忘れているのでは?』思っています。


次回は『その③-1 リフォームの時代』です。
  


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2014年02月11日

マイティ・ソー ダークワールドを観て~ラストはSW2のようで…

「マイティ・ソー ダークワールド」を観にいきました。

マーベルのお決まり、勧善懲悪えいがです。ラストはハッピーエンドで勝つ次回作の伏線があることも共通、ある意味安心してみていられます。どんな非常事態も必ず解決しますから。

観客もみなさん慣れてきて、エンドロールが始まっても帰る人は少なく、最後まで見た方がほとんどでした。

今回は、次回作の予告かという予測を裏切られ、ソーとジェーンのシーンで終わりでした。見た瞬間にスターウオーズのEP2を思い浮かべてしまいました。神と人の恋、ジェダイと人の恋、しかも同じナタリー・ポートマン。勘ぐりすぎでしょうか?

これから観に行く方は、最初の説明のシーンをよく観ておくことをお進めします。9つの世界と今回の悪役の説明があります。
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2014年02月10日

うちのつくり方12 ~②-5 つくる過程を楽しむ~

その② 工事中、変更したくなるのが当たり前

②-5 つくる過程を楽しむ~うちのつくり方~
なにもない土地に基礎工事が始まり、上棟してサッシがついて外装工事、床、天井、壁と内装が仕上り、キッチンなどの設備を設置して、電気、水道が通る。工事がだんだん進み、家ができていく過程を見ていれば誰でも興味がわき、ワクワクすると思います。特にお子さんのいる方は、工事中に来ると大変興味を示します。他の人には見ることはできません。自分の家なので貸切です。こんな面白い事は見ないと損だと思います。

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私は施主の方に「ドンドン見に来てください。聞きたい事があれば私か職人に聞いてください。」と言っています。ご自分のものですから当然だと思っています。確かに法律上は工事中の家は施工業者のものですが、だからと言って鍵も渡さず、自由に見せないのはおかしいと思います。そして、変更したいこと(もちろん耐震性が落ちるとか、法律に違反になる事はお断りしています)があれば、間に合えば変更に応じています。
一生に何度も家を建てる人はいませんから、見に来て変更したくなる事は当たり前、自然な感情だと思います。


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この話は一例ですが、私の工務店では、コンセントの数と位置の確認を現場でお施主さんと一緒に確認しない限り、壁の工事をしません。壁の工事をしてしまうとコンセントの変更ができないからです。事前に図面で打合せをしますが、なかなか部屋のイメージができません。ですから、配線した時に現場でお施主さんと現場で確認するのです。床が張れていますので、TVの位置や家具の位置などの確認も同時にできます。

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次回は、『余談』です。  


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2014年02月06日

うちのつくり方11 ~②-4 分業の弊害~

その② 工事中、変更したくなるのが当たり前

②-4 分業の弊害
大きな会社では、一つの家をつくるのに営業、設計、工事、デザイナー(コーディネーター)などのたくさんの担当者を置きます。私は本来、担当者を分ける分業は大量生産か特殊な専門知識がいるモノだと思います。全く同じ家はないので大量生産ではなく、特殊な専門能力もいらないのに担当者をたくさん置く理由は何でしょうか?

その理由は、専門家を置いているということで安心感を与え、担当を分けることでお客さんと話をする人を増やし、責任の所在を分散することでリスクを減らしているのではないでしょうか?責任の所在が一人になっているとその担当者が気に入らないと仕事はダメになってしまいます。それでは会社は仕事が取れなくなってしまいます。そして一番問題な事は、家の仕様を事務所で決め、現場を一番知っている職人は打合せにいない事です。

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前回の私の経験にも書きましたが、工事の進行状況に合わせて外装内装の仕様など決める時間はあるのですから、担当者を一人に決め、お客さんと打合せした方がお客さんの事がよく分り、いい打合せ・良いモノができると思うのです。分業していいものがつくれるのは、車や家電製品など移動や持ち運びできるもの。建築では仮設住宅以外にそれほどメリットはないと私は思います。むしろ、分業すればお金の話は営業、図面の事は設計、工事は工事担当、デザインはコーディネーターと責任がどこにあるのか、分らなくなり施主側から見ると良いところがそれほどあると思えません。
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次回は『②-5 つくる過程を楽しむ~うちのつくり方~』  


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2014年02月03日

うちのつくり方10 ~②-3 1日で全部決める~

その② 工事中、変更したくなるのが当たり前

②-3 私の体験談~1日で全部決める~
5年程前に新築工事をさせていただいた時の話です。
基礎工事が終わり、上棟前に屋根と外装の色(サッシを含む)の打合せを私の事務所で決めました。同じ日、お施主さんの同僚の方も新築工事中で、建築業者(ハウスメーカー)と打合せをしていました。そして、偶然にも同じ日に上棟したそうです。以下は、私が聞いた私のお施主さんと同僚の方の会話です。

同僚の方 「内装の壁の色はどんな色に決めた?」
私の施主 「屋根と外壁の色を決めただけで決めてない。」
同僚の方 「じゃあ内装はいつ決めるの?」
私の施主 「進行に合わせて順番に決めるらしい。」
同僚の方 「そんな事誰がしてくれるの?」
私の施主 「まちの大工さん、工務店の人。」
同僚の方 「何回も打ち合わせするということ?」
私の施主 「どうせ気が変わるから…今決めても無駄と言われた。」

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同僚の方の打合せは、まだ基礎しかないできていない家の外装・内装、設備の色などの仕様全てをコーディネーターさんと4~5時間かけてその日1日で全部決定されたそうです。ユニットバスは2週間、壁紙は土日を省いて3日あれば届きます。オーダー製品でない限り、短期間で商品は入ります。
まだ上棟もしていない家の仕様を全てを決めなければならない。その理由は『会社の都合』しか考えられないのです。

次回は、『②-4分業の弊害』です。
  


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2014年02月01日

「エンダーのゲーム」を観て~ラストだけ○

先日公開された「エンダーのゲーム」を観ました。

ハッキリ言って途中まではゲームをしている映画で、兄弟との確執や途中で仲間をけがさせてしまうシーンなどいろいろあるのですが、子どの映画かと思いましたが退屈でした。

ラストで現実のことと分ったシーンだけが良かった。そしてその後、敵のありのような生物の子孫を抱いてエンダーは飛び立つのでした。ラストのどんでん返しだけが本当によかったです。

理由はよく分りませんが、観客の年齢が多様で老若男女だったのは意外でした。
エンダー


  


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