2016年05月22日

「64」を観て~佐藤が中心

映画「64」を観に行きました。
一週間しかなかった昭和64年に起きた未解決の身代金誘拐殺人事件に関り、今は警察の広報官をしている元刑事佐藤が演じる三上が、64の事件と広報官として記者クラブ、警察の上層部との板挟みと行方不明の娘の間を振り回される映画です。

とにかく、主人公の佐藤はずっと出ずっぱりでウロウロしています。動いている割に何も見えてこない、解決しません。佐藤を元刑事で、今は広報官になっているところにこの映画のミソがあるのでしょう。どちらにも知り合いがいる、どちらにも顔を出せる、ある意味観客のような目で警察を見ているのが佐藤の役のようです。

ラスト、再び同じ事件が起こります。64と同じ誘拐事件が…前編終わり。
後編を見ないと評価は難しい映画です。

誘拐事件の家族を永瀬が演じていますが、はじめに出てきた時はボサボサの頭で生活は荒れていましたが、二回目に出た時はサッパリしていました。後編に関係あるのでしょうか?
  


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2016年05月21日

「殿、利息でござる」を観て~刀を抜かない時代劇でも実話

映画「殿、利息でござる」を観に行きました。原作は磯田道史の「無私の日本人」ですが、タイトルを替えて、刀を抜かない、誰も死なない、面白いけれど実話の映画です。

冒頭に山崎努が窓から見渡している様に出ています。中盤にも、そして最後にもはじめと同じように出てきますが、いい顔しています。山崎の顔がだんだんほぐれていく、この映画で本当に無私な人は誰か…一つの見どころです。

阿倍サダヲが主人公ですが、瑛太が面白い、殿さまに金を貸しその利息をもらうアイデアを考えたが、出来るわけはないと瑛太はあきらめている、しかし、瑛太が肝煎が納得しないと、大肝煎が納得しないとハードルを上げるのに、周りは乗り気になって行きお金を集めることはドンドン進んでいく…。

主人公の阿倍が途中で出なくなります。その理由が解決した時大きなハードルを越えますが…松田の出した最後のハードルを越えることが出来るか?ここから先は書きません。

無私の日本人が、たくさん出てくる日本人として誇らしい映画です。

山崎努


  


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2016年05月09日

「スキャナー」を観て~映画「サイコ」を思い出す

映画「スキャナー」を観に行きました。野村萬斎主演の現代劇です。
物に残る残留思念を読み取ることがきるため、物に触れたくなくなり、人間嫌いで熱帯魚と暮らす男仙石を野村が、元漫才の相棒を宮迫博之が演じています。

野村は、失踪した木村文乃演じるピアノの先生の残留思念に悩まされ寝られなくなり、仕方なく木村のゆくえを探すことになります。スキャンする野村の演技が良い。さまざまなものに触りますが、初めはおずおずと触って行きますが、話が進むに連れ自ら触り調べるようになります。

野村が感じることが出来る思念は、あくまでそのものを持っていた人の主観で、事実ではない事がこの映画をより面白くしています。木村は、度々残留思念として野村の前に現れます。彼女の言う言葉が野村を少しづつ変えていくようでした。

本来なら、笑いを取るのは宮迫だと考えますが、野村の方が面白いところが◎でした。

ラストでペンダントが出てきますが、このペンダントにまつわる話が「はー、なるほど。」と思わせる内容でした。てっきり野村は美人の木村の顔を感じて捜査したと思っていたのですが、ひとひねりありました。
野村



  


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2016年05月08日

「アイアムアヒーロー」を観て~大泉が◎

映画「アイアムアヒーロー」を観に行きました。大泉洋が最高した。
全く普通の人、売れない漫画家(アシスタント)の大泉洋が、ZQNと呼ばれるゾンビと戦う話です。

冒頭とのニュース「土佐犬が噛まれ重体です。」のニュース(映像はない)から、普通の日常がなんとなくおかしくなっている、なかなかZQNが出てきませんが、今までの日本映画ではあまり見られなかった気持ちの悪さです。

撮影したのが2年前で、まだ売れていない有村架純の女子高生役が合っていました。

ZQNの中で高跳びをしている奴がいますが、このZQNのためにアウトレットパークに建てこもっていた人達は次々に襲われ、長澤と3人でこのパークから逃げるのがラストです。

韓国の閉鎖したショッピングモールで撮影したシーンは◎でした。ラストの大泉が猟銃を打ちまくるシーン。大泉が普通の人でなくなり、生きるために必死になるシーンでした。

最後車で脱出しますが、有村の半分ZQNの理由など、このあとどうなるのかは全く語られません。続編があるのでしょうか
アイアムアヒーロー


  


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2016年05月07日

「シビル・ウォー」を観て~戦う理由が

映画「シビル・ウォー」を観に行きました。マーベルスタジオの新作です。

何とキャプテンアメリカとアイアンマンの闘いです。仲間割れしてグループ出た戦いが始まります。最後は協力するのかと思っていましたが、最後まで仲の悪いままでした。

世界各地で、ドラマが進みますが、場面変わるシーンに必ずその土地の地名が出され、話が変わるのが分るように整理されているのは良かったと思います。

しかし、余りにたくさん出るので本来のストーリー、なぜ仲たがいまでして戦うのか、キャプテンアメリカとアイアンマンだけでなく、他のキャラも2つに割れてしまい引きとめるようなキャラもいません。アベンジャーズが寄せ集めのグループとするのなら、最後まで中立を貫くキャラがいてもよかったと思います。

観ている時間を感じさせなくうまくまとめましたが、仲たがいする理由が少々物足らない、とても今まで世界の為に戦ってきたと思えないこととキャラが多すぎてバラバラになった分、ストーリーは軽く感じてしまいました。
シビルウオー


  


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