2019年05月01日

「アベンジャーズ エンドゲーム」を観て

前作「インフィニティーウォー」の続編。サノスにより生命の半分は消えてしまったためアベンジャーズのメンバーもたくさん消えてしまった。

この作品を観る前に考えた疑問
①メンバーが少ないのにどうやってサノスと戦うのか?
②消えたメンバーはどうやって復活するのか(復活しないとアべンジャーズではない)?
③ドクター・ストレンジが見た未来、1400万余の中の一つとは?

以上の疑問をいい意味で裏切ってくれました。

冒頭の展開(下の絵のオッサンの意外なシーン)は映画の終わりを予感させましたが、映画はここが始まりました。

ラストは、いつものアベンジャーズ、最後まで待たせた展開に拍手喝采です。そしてラストは、ドクターの見た未来が…。

たくさんのアベンジャーズのメンバーに適した活躍の場を与えた見事な脚本でした。アベンジャーズのメンバーには能力差が大きいですから、適材適所は大変だと思います。

できれば「インフィニティーウォー」、「エンドゲーム」と続けて映画館で、観てみたいです。

サノス


  


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2018年07月28日

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」を観て~次回作が楽しみ

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」を観てきました。ジュラシックワールドの続編です。
前作も時間を忘れる程面白かったですが、この作品は全体の面白さに加え
ラストのエー、この後どうなるのかという絶望感を感じます。三部作のつなぎとしていい作品だと思います。SWシリーズの帝国の逆襲に匹敵するラストと思います。

これから観に行く人のために詳しい内容に触れませんが、舞台は意外に早く島から移ります。それだけではなくオーウェンとクレア、ウー博士一派に加え新しい小さな出演者が鍵を握ります。

ラプトルのブルー、Tレックス、モササウルスなども続けて出演します。これから観に行く方はトリケラトプスの骨に注目していて観てください。何度か画面に出てきますが、大事な役割があるためです。

最後に、エンドロールが終わるまで立たないように、ラストシーンはTVのコマーシャルのシーンではありません。次回作がどうなるのかと考えさせられるシーンです。

ジュラシックワールド2


  


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2017年12月08日

探偵はバーにいる3」を観て~最後まで立たないように

「探偵はバーにいる3」を観てきました。これから観に行く人は最後まで立たないように、エンドロールのあと重要なシーンがあります。ラストカットは下の絵です。探偵と相棒の二人が別れていくシーンではありません。

同じコンビで三作目の映画ですが、マンネリ化せず素直に面白かったです。ヒロインの北川も境遇によって表情が変わり熱演でした。おなじみの松田をはじめとするススキノの面々も健在です。喫茶モンデの看板娘は出場機会が多いように思いました。

相変わらず警察は出てきません。警備で出ていますが、犯罪が起きても警察は出てこない不思議さもいつもの通りでした。

4があるのか分かりませんが、作るのなら早めに、今作のように四年は長すぎます。

パンフレットはマッチではなくライターでした。買った人しか分からないことですが…。

探偵は3


  


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2017年11月20日

サークル」を観て~SNSの近未来?

「サークル」を観てきました。友人アニーのおかげでSNSの会社サークルに入社したメイは、サークルの新しいサービスのモニターになり…という最近色々な意味で話題になるSNSの近未来の世界(?)を描いた映画です。

派遣、父は病、生活が苦しいメイは何とか生活している状態、そんなメイにも恋人のようなマーサーは頼れる存在、両親にも評判がいい。

メイはサークルの社長から毎日の生活をネット上に公開する。社内も私生活も、そのためSNSで公開されるのは、メイだけではなくその周りも公開されていく。

メイが会社の中で注目され、顔の見えないフォロワーは増えていくが親しい人が離れていく、マーサーの一言がその後を予感する。
                       「君の世界の一部になりたくない。」

珍しくトムハンクスが経営者として、悪役側に回っています。

カメラが目玉に似ていて、不気味です。

そしてラスト、メイは趣味のカヤックに乗っている。そのメイをドローンが撮影している。メイは画面に向かって観客に話すように今の自分を語ります。メイはモニターされることをやめていないことになります。
サークル



  


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2017年11月18日

「IT」を観て~ペニーと子供の物語

「IT」を観てきました。スティーブ・キング原作の映画です。

子供にしか見えないピエロの姿をした怪物ペニーワイズが、デリーの町に現れ、子供を恐怖に陥れ誘拐していく映画です。

このペニー、大きくなったり小さくなったり変幻自在、しかも口を開けると鮫のように尖った歯がビッシリ生えています。

出てくる少年ビルはペニーに弟を殺され、ベバリーは父の虐待に他の子供たちも何かしら負い目や人に言えないような隠し事がある。その心の隙間にペニーは入り込み不安、恐怖心をあおって誘拐していく…。それに対して子供たちは…。

この映画のミソはペニーの姿が子供にしか見えないことだと思います。大人には見えないから子供が解決する。途中から子供たちとペニーだけ、大人は出てきません。

子供の頃に持つ恐怖心、何かに対するおびえなどが実際にペニーとして現れる、そんな映画でした。同じキングの原作で昔観た「ドリームキャッチャー」に匹敵するおもしろさでした。

最後に「第一章」と出ます。続編がありそうです。
IT


  


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2017年06月13日

「ローガン」を観て~老人、老眼をかけた弱いローガン

「ローガン」を観てきました。ヒュー・ジャックマンの当たり役ローガンの最後の作品です。

ローガンは年をとり、体に埋め込まれたアダマンチウムの毒に犯され、治癒能力も衰え、今までのローガンと違い弱い男になっています。同じように年老いたプロフェッサーXと暮らしている。

そこに現れた少女ローラはローガンのDNAを持っています。3人でミュータントが暮らせるエデンへ向かうロードムービーです。

ローラを作った組織は、ローラを取り返しに襲ってきます。適役ピアーズは片腕がロボットの男、ローガンはチンピラにもかなわないほど弱く、逃げの一手です。

途中で映画「シェーン」の映像が流れます。これから見に行く人はそのシーンを覚えておくとラストに繋がります。

残念ながらピアーズはローガンとの決闘はありません。代わりにX24が出てきますが、ハッキリ言っていらないと思いました。ローガンも最後に強くならず、ボロボロになってローラを救った方がいいと思いました。

X24を出すのなら初めから出して、どうして作られたのか、ちゃんと映像化してほしいと思いました。

ローガン

  


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2017年06月13日

「花戦さ」を観て~利休とのシーンが○

「花戦さ」を観てきました。野村萬斎、市川猿之助、佐藤浩市、中井貴一が競演する映画です。
主人公は、萬斎演じる池坊専好、市川が秀吉、中井が信長、佐藤が千利休を演じています。

花戦さは2回、信長と秀吉に対してです。冒頭の信長の前で生けたシーンで登場人物が総登場します。秀吉の前に生けるのは最後、その間は利休との関わりが語られます。

利休の茶室でのシーンは2回、1回目は利休に専好が気づかされ、2回目は利休が気づかされる、この脚本は○でした。特に2回目のシーンがいい、暗い小さな茶室に黒い衣の二人、黒い茶碗、暗い床の間に白梅が生けてある中での覚悟を決めた利休との対話は○でした。

残念なことは、アップが非常に多いこと。これだけの役者でなぜアップが多いのか不思議でした。体全体で演技しているシーン観たかったのに残念。

花戦



  


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2017年05月25日

「ガーデアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」を観て~ベビーグルートが◎

「ガーデアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」を観てきました。宇宙のはみ出し物の活躍の続編です。

全作に続き、テンポの良さと誰が見方か分からない慌ただしさは相変わらずで、時間を忘れて楽しめました。

最近のマーヴェリックの作品は、仲間割れのストーリーになっているので、この作品は他の作品と関係ないので、また続編を作るのならこのまま他の作品と関わらないように作ってほしいと思います。

冒頭のグルートの踊りは最高です。音楽に合わせて踊っていますが、その裏では戦闘しています。

ベビーグルート


  


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2017年05月24日

「メッセージ」を観て~もう一度見て確認したい作品

「メッセージ」を観てきました。ある日、正体不明の黒い物体12隻(形は柿の種に似ている)、世界各地12カ所に現れる。宇宙人の侵略か、世界中は大騒ぎになる。

言語学者のルイーズは、アメリカ軍に依頼され宇宙人との会話を試みるがうまくいかない。そこで、文字をボードに書くことから、宇宙人は墨のように一筆に円を書く。この円一つで文章になっていることが分かる。そして解読した言葉は
                   「武器を与える」
世界は騒然とし、情報を共有しない、バラバラになり宇宙船に攻撃を…。そして、宇宙人との戦いに…とはならないのがこの映画です。

宇宙人は何のために地球にきたのか、ルイーズの役割は…。

冒頭から、ルイーズの娘の映像が所々で入ります。小さい頃から若くして死んでしまうまで映像が流れます。その理由は最後にならないと分かりません。

宇宙人が現れるから、SF映画と思われますがどちらかというと、観客に映像の意味を考えさせる映画で、冒頭のルイーズの言葉が鍵です。これから観る人は初めのルイーズの言葉を覚えておくことです。

もう一つ、日本のタイトルは「メッセージ」ですが、確かに映画では宇宙人のメッセージを解読するのですが、原題「ARRIVAL」は「到達する」という意味です。到達するのが何かが鍵です。

これから観に行く人のために、これ以上書きませんが、見終わった後もう一度観て確認したいと思いました。
メッセージ


  


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2017年05月17日

「3月のライオン前後編」を観て

「3月のライオン前後編」を観てきました。マンガが原作らしいですが私は読んでいません。前後編とも約2時間半の長さですが、時間を感じさせない展開は良かったと思いました。

神木を主人公にたくさんの俳優が絡んでいきますが、何より名人宗谷を演じた加瀬亮は見事でした。初めは名人であるがため一人我が道を行くといった演技かと思いましたが、それが耳の不調のためという理由がある、見事な演技でした。

残念なのは板谷の役が3姉妹とどんな関係か分からなかったこと染谷演じる二階堂の病状などよく分からないことなど、数が多いためどうしても薄くなってしまったことでした。個人的には特別なメイクの染谷将太の出番が後編は少なかったことは残念でした。

マンガはまだ続いているらしく、映画の中では一度、宗谷と戦っていますからラストの対局会場は山を上るイメージは良かったと思います。
3月のライオン


  


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2017年05月16日

「追憶」を観て~時間内にギュと詰まった作品

「追憶」を観てきました。少年時代に幼なじみだった3人が、25年目に刑事、容疑者、被害者として再会する物語です。

3人は家庭環境が悪く、安藤の喫茶店で同居していてそこである事件が起きる。覚えていてはいけない事件が、その事件が追憶としてそれぞれの人生に影響する。

3人の過去と現在の家庭、安藤と吉岡と時間を過去に戻ったり、殺人事件が起きたり、25年ぶりに各々が会ったり、しかも、子供の時に岡田を捨てたりりぃ演じる母が絡んでくる。

かなり複雑な関係を上手にまとめ、そこに殺人事件を絡める難しいストーリーを分かりやすくまとめてあると思いました。

そして何よりタイトルの追憶の通り、少年時代のことが思い出として所々に入ってくる。見事だと思いました。

降旗、木村のコンビで撮られた映画ですが、ダラダラと長い映画でなくギュット詰まった映画でした。とても100分の映画には思えませんでした。ラスト、小栗が語る真実は「えっ」と思う理由でした。観て損はないと思います。

追憶


  


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2017年04月16日

「ゴースト・インザシェル」を観て~

「ゴースト・インザシェル」を観てきました。
原作もアニメも見たことがないので、普通の新作映画として見ることができました。ネットを見ると評価はイマイチですが、私はスカーレット・ヨハンソン演じる少佐が誕生し、覚醒する物語としていい映画だと思いました。十分楽しめました。

少佐は、肉体は使い物にならないため仕方なく脳を取り出し、脳以外は全て機械の体(義体化)となって、諜報部隊公安9係のリーダーとなったという物語です。
冒頭で少佐が誕生するシーンが流れます。脳が取り出され移植されますが、チラッと肉体が出ますがここがミソです。

少佐は、時々幻影のようなモノを見ます。その一つ一つが少佐の過去つながっていています。
冒頭で少佐は、義体としての能力を観客に見せますが、電脳テロの犯人グゼの捜索から次第に自分について考えるようになります。外面の肉体から内面の精神、心に話が移っていきます。

少佐が与えられた体を受け入れていく過程が、どこの国か分からない、車などは現代と一緒でどこまで未来か分からない街の中で繰り広げられます。特にビル街の中に出ている巨人の映像は面白かったです。

日の丸芸者


  


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2017年04月15日

「ライオン~25年目のただいま」を観て~タイトルの意味はラスト

「ライオン~25年目のただいま」を観てきました。
何より実話であることがすごい映画でした。ラストで映画のモデル本人が出てきます。

インドで1986年に5歳で迷子になった少年サルーは、養護施設からオーストラリアの養父母に育てられ、25年後、グーグルアースで自ら迷子になった駅を探しだし、インドの母へ会いに行く物語です。

映画を見ていて驚いたのは、迷子のサルーの映像が長く、オーストラリアに行くまでに約半分の時間を使ったことでした。5歳のサルー少年の演技が抜群で、丹念に迷子になって養父母に引き取られるまでが描かれます。その後も、各所でこの子の映像が挿入され、観客にもインドのことを忘れられないように作られていました。

このおとぎ話のような映画が実話とは驚きでしたが、映画の中で二つのことにも驚きました。一つ目はニコール・キッドマン演じる養母スーがインドへ行くサルーに話したサルーを養子に迎えた理由と二つ目は、インドでは行方不明になる子供は8万人以上ということでした。

サルーの人生は大変なドラマなのですが、現実はもっと厳しく、優しい養父母に恵まれたサルーは幸せなんだと思いました。

タイトルの意味はラストで分かります。エンドロールの終了後、一声あります。これから観に行く人は最後まで席を立たないように。

サルー


  


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2017年04月04日

「パッセンジャー」を観て~豪華宇宙船アヴァロン号の美しさ

「パッセンジャー」を観てきました。
冒頭から暗い宇宙空間を美しい宇宙船アヴァロン号が宇宙を航行しています。先端にシールドを作って隕石を防ぎながらの航行です。正面から見ると三枚の羽が回っているスクリューのようですが、横からの映像はねじった羽が三枚、円筒形になっていて形も色も美しい船でした。アヴァロン号を観に行ってもいい映画です。

120年間眠っているはずなのに、事故で起きてしまったジム、唯一の話し相手はアンドロイドバーテンダーのアーサーだけという生活が、その後目ざめたオーロラとのロマンスが描かれます。最後は、事故を起こしていたアヴァロン号を修理に奮闘するという物語です。

冒頭のシーンがラストにつながること、そして、アンドロイドのアーサーがジムの「秘密はない」の一言から起きるオーロラの苦悩、複線がなかなか面白いと思いました。

ジムがバーテンダーアーサーと二人でいるシーンを観ていると、映画「シャイニング」のニコルソンとバーテンダーのシーンを思い出しました。監督が意識していたのかは不明です。

ラストで、植物が生えているシーン、てっきり子供でも出てくるのかと思いましたがハズレでした。
アヴァロン号



  


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2017年04月02日

「キングコング 髑髏島の巨神」を観て~エンドロールのあともお楽しみ

「キングコング 髑髏島の巨神」を観てきました。
ハリウッド版東宝怪獣映画でした。何も考えずに髑髏島への見学に行く人にはお勧めです。

ベトナム戦争が終わった1973年、未知の島への探検が行われます。その島は永久暴風圏の中にあるため今まで発見できなかったという設定です。島が台風の目の中にあるような状態ですから、信じられない設定です。

コングに竹の蜘蛛、ナウマン象、ナナフシ、タコ、トカゲ、翼竜のような鳥と化け物だらけですが、なぜかはじめは牛や鹿のような動物もがいるという奇妙な島で、なぜか人が住んでいます。とにかく、トッピング大盛りのような映画でした。ただ、トカゲの怪物だけは異様で、地球外生物にしか見えませんでした。

気になったことはコングの立ち姿が中途半端で、人にような猿のような姿で何となくバランスも悪いように見えました。その他にも、原住民の服はどうしたのか、砦はどう作ったのか、西は化け物だらけらしいがどんな状態なのか、ラストで迎えのヘリはコングに攻撃しない理由はなどツッコミたい所はありますが、考えない方がいいようです。コングの歯並びがいいことは間違いありません。

エンドロールのあとも映像があります。観ないと損ですからくれぐれもエンドロールになっても帰らないように。
コング
  


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2017年02月22日

「サバイバルファミリー」を観て~もしも、ハイパーフレアが起きたら

「サバイバルファミリー」を観てきました。矢口史靖監督の新作です。
今度は、ある日突然電気が使えなくなるという映画です。

マンションに住む小日向さん演じるフツーのサラリーマン鈴木一家の東京から祖父の住む鹿児島へのロードムービーになっています。すべての電化製品、電池も使えない世界、100年以上前の世界、明治時代が突然に現代の日本になったらという映画です。

水、火、食料という生活するためというよりも生きるためのモノの大切さを考えさせられます。価値のあるモノは、電気を必要としないものです。

苦労して鹿児島に着き、2年と126日後のある日電気がつきます。東京に戻った鈴木家は仲のいい家族になっていました。東京をでる前は、会話もろくにしない家族だったのです。

それにしても、映画では電気がなくなった理由はハッキリしませんでしたが、もしも太陽でハイパーフレアが起きると強烈な電磁波ですべての電気製品は使えなくなると本で読んだことがあります。今の生活に電気は欠かせませんが、もしもと考えれば笑えない映画でした。電気がなかったら、「サバイバルファミリー」も観られません。
サバイバルF


  


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2017年02月21日

「相棒Ⅳ」を観て~これが限界か

「相棒Ⅳ」を観てきました。
TVの相棒の4本目の映画です。50万人の群衆の中で化学物質によるテロが計画される、ラストを楽しみにしていましたが、ガッカリでした。右京のラストもレイブンのラストも物足りませんでした。冷静な右京には考えられない、死なないことが分かっていないとできない行動でした。

いつもの面々はそれなりに活躍し(米沢さんGOOD)、ユーモアもあり途中までは良かったのですが、レイブンが誰かは途中で出てこない人がいて分かってしまいました。

あれだけの人数を道路を封鎖して撮ったのは○ですが、何か事件を起こしてほしかったです。せっかくあれだけの人を集めたのに混乱が起きないなんて…日本映画の限界なのでしょうか?

一つ疑問があるのですが、さらわれたえりかという女性が7年経って新聞を持って出てきたとき、髪の毛は短いのに実際は長いのは意味が分かりませんでした。短くなるのなら髪を切ればいいのですが?



  


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2017年02月09日

「マグニフィセント7」を観て~町の住民がイマイチ

「マグニフィセント7」を観てきました。
デンゼル・ワシントン主演の映画ですが、黒澤明監督の七人の侍と荒野の七人のリメイク(荒野の七人が七人の侍のリメイクですが)です。

七人の侍と比べてしまうため脚本と人物設定の甘さが目についてしまいました。7人のキャラでデンゼル以外が目立たないこと、デンゼル演じるチザムが個人的な恨みから戦ったことなど、残念でした。七人お侍の勘兵衛のように米一杯のために立ち上がったのではなかったです。このあたりはお国柄でしょうか?

もう一つは、町の人々のキャラが薄いことです。エマ以外はほとんど目立ちません。七人の侍では侍を捜す4人の人物と長老などの村人が誰でどんな家庭かよく分かりましたが、この映画ではそのあたりはイマイチでした。せっかく鉱山から労働者を連れてくるのですから、ダイナマイトを扱うプロなんかが出てきてもいいのに、全くありません。そのため、どこにダイナマイトを埋めたのかが分かりませんでした。ダイナマイトで話を作っておけば最後のファラデーのシーンも生きたと思います。

七人の侍と比べてしまうため、イマイチの感じはしますが約2時間半、時間は感じさせませんでした。

2時間半、見ることができる映画ですが、七人の侍と比較するとイマイチでした。
エマ


  


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2017年02月08日

「ドクター・ストレンジ」を観て~鍵はモルド

「ドクター・ストレンジ」を観てきました。
今までのアベンジャーズの映画と違い、現実の世界以外での魔術師の戦いです。その映像は、非常におもしろく大きな画面で体験してほしい映像です。

医師であったストレンジは事故で手が動かなくなり、直そうとしている最中にハングホーンという下半身不随の男が、いつの間にか歩いていたことを知る。ハングホーンに聞いたネパールのカマー・タージへ行き魔術師の修行をするが、その途中で闇の魔術のことを知る。

その性格のためにストレンジは、師エンシェント・ワンの秘密に気づいてしまいます。それを知ったモルドは、闇の魔術師カエシリウスとの戦いの後ストレンジの元を離れます。モルドが映画の中で全くぶれません。ストレンジの兄弟子モルドは、自然の摂理を守ろうとする人、そのため彼を見ていると他の登場人物が変わっていく、もしくは何か偽っていることが分かります。モルドと同じようにぶれないのは悪役のカエシリウスです。

映画のラストは「何も起こらなかったこと」はある意味ユニークです。
  


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2017年02月07日

「沈黙 サイレント」を観て~エンドロールの音楽は虫の声、波、雨、風

「沈黙 サイレント」を観てきました。
マーチン・スコセッシ監督が遠藤周作の原作を映画化した作品です。江戸時代初期、長崎のキリシタン弾圧の話です。リーアム・ニーソン演じるフェレイラ神父が棄教したことを知り、弟子のガルベとロドリゴがマニラにいた日本人キチジローとともに日本に密航します。

映画の中でイッセイ尾形演じる井上や浅野忠信演じる通辞が日本は違うのだと、なぜ、キリスト教に入信させ、他を捨てさせるのかるのかと問いますが、異文化が会ったときの矛盾、これがこの映画のテーマなのだと思いました。映画の中で、それを対顔しているのが、キチジローとフェレイラだと思います。

それにしても、スコセッシのつくった当時の日本の風景はすばらしく、また、農民の衣服もボロボロ、どろどろの地面など、そのあたりのリアルに加え雰囲気が外国人が撮った映画には見えませんでした。

タイトルが沈黙だからか、エンドロールは真っ黒な画面に名前が延々と出るだけでしたが、バックに音楽はなく虫の声、波、風、雨の音が続くだけでした。始まりも同じようでしたが、もしかすると映画の中で音楽が流れたのだろうか、何もなかったのかもしれません。

ドッシリとした見応えのある映画でした。
サイレント


  


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