2015年09月29日

「GONINサーガ」を観て~根津甚八が出演

映画「GONIN」を観に行きました。
あまりこういった映画は観ないのですが、療養中でもう出演はないと思っていた根津甚八が出演していることが気になり、観に行きました。

前作は見ていませんでしたが、冒頭にあらすじが東出の語りで紹介され、観ていなくても大体の筋はわかりました。あそこで撃たれた根津が実は植物人間となって、生きていたということになっています。

主人公は東出ですが、はっきり言って柄本、桐谷と土屋がいい、この三人のおかげで映画が面白いといえます。東出は少し物足りなさ感じました。時間を計ったわけではありませんが、柄本も土屋も初めから出てきますし、時間が長いのではと思うくらいです。土屋のヒットマンを殺すシーンは◎でした。

さて根津の事ですが、病院のベッドで寝たきり相手は柄本だけというシーンが何度も出てきます。病気なのによく出てくるなと思いましたが、なんと最後のパーティ会場にも連れていかれ、見せ場があります。観に行ったかいがありました。
何となくですが根津の表情が、最後の方が良かった(良かったという意味は病人らしくないという意味です)ように思えましたが…。できたら、直して復帰してほしいです。彼も黒沢明の「影武者」、「乱」に出ていた役者です。

竹中直人が、前作と違い異様なヒットマンで出ています。あんなヒットマンが仕事できるのだろうかと思いますが…。最後に、桐谷の母りりィはどうなったのでしょうか?

GONIN


  


Posted by まちの大工さん  at 09:00Comments(0)映画の話

2015年09月28日

「アントマン」を観て~空飛ぶ機関車トーマス

映画「アントマン」を観に行きました。
(もしかしたら)最低身長のアントマン=蟻男が活躍する映画です。いつもと違うのは、主人公スコットの職業は泥棒です。服役しますが、また、同じことをしてアントマンになります(本当ははめられたのですが)。アントマンとして活躍する目的も、世界平和ではありません。娘に認めてもらいたいからです。おまけに助ける仲間は、泥棒の仲間という情けない主人公です。

小さなアントマンの視点で描かれるのは、CGで何でも作れる時代でも非常に面白かったです。特にラストのダレンとの戦いの場は、地球上とか宇宙とか壮大なスケールでなく、なんとスコットの娘の部屋です。機関車トーマスのおもちゃを舞台に戦いますが、アントマンの視点では列車を放り投げるのですが、ここで普通の人の視点が入ってきます。普通の人が見ると、トーマスのおもちゃの機関車が飛んでいるだけ、まったく迫力がありません。このギャップを見せるところが◎でした。

再びアントマンが登場することは、途中のエピソードとエンドロールのカットでわかります。エンドロールが始まり途中で帰る方がいましたが、最後まで見ないと損です。なにしろ、マーベルスタジオの作品ですから。

アントマン


  


Posted by まちの大工さん  at 08:00Comments(0)映画の話

2015年09月20日

「キングスマン」を観て~あくまで主人公はキングスマン

映画「キングスマン」を観に行きました。
ロンドンの高級テーラー「キングスマン」は実はどこの国にも属さない世界最強のスパイ組織。この映画の主人公はあくまでこの「キングスマン」という組織が主人公。

ストーリーは、以前に命を失った一人のキングスマンの息子エグジーが、キングスマンになるためにテストを受ける話とハリー他キングスマンが、富豪バレンタインのたくらみを追う話が交互に描かれます。

キングスマンの格闘シーンはとにかくすごいが、さすがイギリス映画、傘(あの傘ほしい)が大変な武器になっていて、始めにハリーが終わりにエグジーが敵をバッタバッタと倒します。

これから見る人のために書けませんが、途中エッと思うシーンがあり、本当に死んだのか…いろいろ裏切ってくれて、時間を忘れるほどでした。

映画でアーノルド教授という役の俳優が出てきますが、どこかで観た気がしましたがなんとマーク・ハミルでした。SW7が暮れに公開されますが、いいおじさんになっていました。

キングスマン


  


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2015年09月19日

「天空の蜂」を観て~うーん,だんだんダメに

映画「天空の蜂」を観に行きました。
ビッグBと呼ばれる大型ヘリを、原発の上にコントロールし燃料切れになれば、落下して原発の上に落ちる、そのテロを防ぐために原発の設計者本木とビッグBの設計者江口がこの映画の主人公です。そして、ビッグBを直接原発の上に飛ばした犯人は綾野が演じています。

細かいところが気になりましたが、ビッグBが乗っ取られ、乗ってしまった江口の子を助けるシーン、綾野が柄本演じる刑事に追いつめられ死ぬシーンまでは良かったと思いますがラストが悪い。

まず、綾野の持っていたバラバラに壊れたコントローラーを江口が組み立てたこと。江口はビッグBの設計者、ラジコンのコントローラーをなぜ直せるのか?
本木と江口が車でハンドルの取り合い、その後のケンカのシーン、ビッグBがもうすぐ落ちるというのに、江口は本木を殴っている。そんな時間はないはず、これから、コントローラーを持ってヘリに乗りビッグBを原発から反らさないといけないのに…。

時間がないことを観客に感じさせるためには、もっと細かく早いカットで見逃したら分からなくなるシーンにしないと…。観ていて白けてしまった。おまけにラストで大きくなった江口の息子(向井)が、被災地で江口に会うシーンはあり得ないだろう…と思ってしまいました。大きくなった息子役の向井に自分が救われたと同じように誰かを救うシーンの方が良かったと思います。

日本映画としては、子供救うヘリのシーンは◎、ラストは…でした。


  


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