2016年10月01日

怒り」を観て~怒り、哀しみなど感情が主人公

映画「怒り」を観に行きました。

渡辺謙と宮崎あおいと松山ケンイチ、妻夫木聡と綾野剛、広瀬すずと森山未來の3つの話が、横浜、東京、沖縄で展開します。3つは独立した話で互いの繋がりはありませんが、冒頭の殺人事件が物語の芯として3つの話を繋げます。

3つの話がどこかで関連するのかと思いましたが、殺人事件の犯人に似ている3人の男(つまり、他の2人は犯人ではありません)、の登場がそれぞれの生活に喜びや哀しみを落とします。それが唯一の繋がりです。

似ていることで疑う親子と男、疑われる二人の男、そして、真実を明かされ殺意を持つ少年、ほとんどの登場人物には怒りより哀しみを感じました。

松山、綾野、森山はいままでのイメージにない役で、宮崎、広瀬、妻夫木は何かを背負い隠している役で、この3人もいままでにない役ではと思いました。

人の感情が主人公のような不思議な映画でした。

広瀬すずの相手役佐久本宝は、オーディションで選ばれたとは思えない演技で◎でした。
怒り




  


Posted by まちの大工さん  at 09:00Comments(0)映画の話