2012年02月17日

「ドラゴン・タゥーの女」を観て

「ドラゴン・タゥーの女」を観に行きました。
「40年前に消えたハリエットを誰が殺したか?」の謎解きが作品の縦糸です。クリスマスで始まりクリスマスで終わります。

ファーストシーンは真っ白い世界で、電話をする老人とその会話と押し花がヒントです。それから一転、黒い画面に軽快な音楽、白と黒のシーンがこの映画のこれからを予感させます。

ダニエルとルーニーが出会うまでに1時間かかります。それまでに、ダニエルとルーニーの役の説明とともにスウェーデンという国のことが語られます。これが横糸になります。

ダニエルとルーニーが出会うと冒頭の音楽のようにスピードが速くなります。ハッキリ言ってはじめの1時間は変態の後見人のシーンがないと眠たくなりそうですが、複線がたくさんあり観ていないと後が面白くありません。

ダニエルの娘の一言が手帳の謎を解く鍵になります。その後の1時間、ハリエットを殺した(?)犯人がわかりますが、まだ、ハリエットはどうなったのかわかりません。

この映画を原作どおりスウェーデンで撮ったことがよかったと思います。現代のシーンは明るい映像でなく寒色系のですが過去のシーンは暖色系の映像になっています。ミステリーなので現代のシーンは暗いトーンに過去のシーンは明るいトーンにして色彩で時間を分けています。

ダニエルとルーニーの関係は、謎解きと一緒に深まっていき、名コンビとなります。

158分近い映画ですが、面白かったです。時間の長さははじめの1時間を我慢すればOK。タイトルの「ドラゴン・タゥーの女」はルーニーのことただそれだけです。かなり過激なシーンがありますのでこれから観に行く方は覚悟して。

パンフレットは重要なシーンはほとんど出ていません。パンフレットもスウェーデンの雪のシーンのトーンです。理由はわからないけれどパンフレットの保護紙が付いています。

「ドラゴン・タゥーの女」を観て





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Posted by まちの大工さん  at 18:43 │Comments(0)映画の話

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