2011年11月30日

「エイリアン」を観て

 浜松の東宝系のシネコンまで「エイリアン」を観に行きました。
『午前10時の映画祭』という企画で昨年も50本、今年も50本、毎週違う映画を公開しています。

「エイリアン」はビデオでしか見たことがありませんでしたが、一度、映画館で観たいと思っていた作品です。あの不気味なエイリアンのシーンが楽しみでした。

 冒頭のタイトルの出方もしゃれていましたが、黒い宇宙に貨物船ノストロモ号が山のような形で航行しています。宇宙に明るい星は全くなく、これからのストーリー展開を予測させます。
 銀河系と全く違う星域で乗組員は目覚めます。そして、エイリアンのいる星へ、フェイスハガーに襲われたケインを船内にアッシュが入れてしまう。アッシュは不可解な言葉、行動をつづけ、そのために一人、また一人と殺されていく。




 暗い劇場で、暗い宇宙に貨物船の暗い室内、その密室に黒いエイリアンが人を襲う。エイリアンの恐ろしさと、どうしてエイリアンに襲われてしまうのかというサスペンス。
 79年の公開時は、ビデオもそれほど普及していない頃なので得体の知れないエイリアンの恐ろしさは何倍も感じたでしょうし、テレビではこれほど恐ろしく感じないし、やはり映画館で見たのは正解でした。


それにしても、この作品ではラストシーンまでエイリアンの全身が見られません。「エイリアン2」までその姿はハッキリ分らなかったことになります。分らないから怖いのであって、殺しても集団で襲ってくる二作目の恐怖感と違って、分らない恐ろしさを堪能しました。
  
  
           

  


Posted by まちの大工さん  at 19:55Comments(0)映画の話