2012年04月23日

「首都直下型地震」の記事から

4月19日の新聞に首都直下型地震の記事がありました。
想定死者が9700人、2006年に発表された6400人の1.5倍、対策を急がないといけないという記事です。

19日の新聞の記事には、東京に被害が出ると日本に限らず世界に影響が出ることが書かれていますが、それほど心配なら、首都機能を移転すべきと思います。

日本のように、政治と経済の中心が一つの都市にあることが問題だと思うのですが、官僚依存の政権では、首都機能移転は記事にもならないようです。地震が来て困るのなら、地震が来ても困らない方法を考えるべきですが、記事を見る限り、現状を維持しつつ対処する、何も変わらないということだと思います。

東京に甚大な被害がでると言うのなら、東京を離れることを考えるべきではないでしょうか?昨年の東北の地震の後、首都機能移転の話題がありましたが、今回はありませんでした。

今年の冬に、東京都を中心に雪が降り、交通機能がマヒしている報道を、NHKも民間放送も朝のニュースで10分近く放映していました。どこの放送局も同じなのでした。

東京で雪が降り、交通がマヒして困るのは、東京に用事がある人だけです。他の人には関係ありません。政治も経済も東京中心のためメデイアも東京中心にしか考えられないのでしょうか?

福島原発の事故の時に、日本に来る外国の人が減りました。週刊誌か何かに書いてありましたが、東京しか都市名を知られていない、東京からしか情報が出ないので、外国では日本中が原発の被害に遭っていると思われているという記事でした。

首都で地震があっても、日本は大丈夫と外国の人に来てもらうためにも、首都機能を分散するべきでだと思います。インターネットなど情報は文章だけでなく映像も簡単に送ることができます。東京が中心でないといけないと考えている人は東京の人だけではないでしょうか。


  


Posted by まちの大工さん  at 14:22Comments(0)雑誌、新聞などの話