2012年08月25日

「プロメテウス」を観て2~火となり地球を救う

前回は一般公開前だったので、あまり内容に触れないようにとブログを書きました。今回は、ストーリーにも入り込んで書いてあります。

オープニングに、人のような人(?)が大きな滝のところに立っています。この人が、液体を流し、自分も水の中にそして生物が生まれた。というのがオープニングです。実は、たどり着く惑星にこの人が居るのですが…。

予告編やチラシに書いてあるように、当初は、人類の起源、造物主の手掛かりを探して、宇宙に飛び立つ冒険映画です。惑星につき、ピラミッドの探索に向かうところまでは、冒険映画ですが、ピラミッドでデヴィットが見つけたアンプルと迷子になった二人の科学者が襲われるシーンから映画は不気味な雰囲気になるのです。

アンプルと科学者を襲った生物は、なんとなくラストシーンを予感させます。

また、プロメテウス号ではデヴィットによりチャーリーに移されたものは、エリザベスの体の中に…。
プロメテウス号には、全く違う目的の人物が乗り込んでいます。
この時間はミステリー映画になっています。

そして、エリザベスは自ら命を守るため、開腹手術をして異性物を取り出し、そのままピラミッドの中に(スコット監督の女性は強い)、そこで、蘇った人の意図を知ります。

エリザベスはプロミテウス号にたどり着けず、プロミテウス号は火となり地球を救います。最後は持っている力を使って戦うアクション映画になっています。

そして、ピラミッドの中では、エッと思うのとやっぱりと思うことが同時に頭に浮かぶラストへ。
監督は期待を裏切りません。

冒険、アクション、ミステリーとストーリーは変化します。難しいことを考えないで楽しむ映画です。また、プロミテウス号をはじめ、使われているセットや小物などは大変凝っています。

3Dもセット作って、撮影しているので、いい使い方だと思います。前回書いたようにホログラムのシーンは最高ですし、子犬たちによって映像化されるピラミッドのシーンの3Dは◎です。

続編は作られるでしょうか?スコット監督は75歳。「エイリアン」のように他の監督が続編を作るのでしょうか?映画としては一つの作品ですが、「人類の起源」というテーマには何も答えが出ていませんが…。



  


Posted by まちの大工さん  at 18:38Comments(0)映画の話