2012年09月12日

「ウェイバック 脱出6,500㎞」を観て~これが実話とは

「ウェイバック 脱出6,500㎞」を観に行きました。

第二次大戦中のソ連の収容所を脱出し、シベリア、モンゴル、ゴビ砂漠、チベット、ヒマラヤ、インドまで、約一年間ひたすら歩き続けた男たちの物語です。

雪山、バイカル湖、高原、延々と続く砂漠、高山のチベット、再びヒマラヤの雪山、そして、緑のお茶畑のラストストシーンまで、自然のなかをただただ歩く、これが本当の話ということが本当にすごい。

吹雪を避けるため、木の皮をめくりお面のようにして進む、泥水をすするシーン、落ち葉の中から虫を探して食べるシーン、蛇を捕まえ食べるシーン、砂嵐、蚊に付きまとわれるシーン、そして、延々と続く砂漠のシーン。生きていくために、自由を手に入れるためひたすら歩き続けます。

「大脱走」のように脱出するシーンは、短く、脱出の仲間を集めるシーンからいきなり収容所を抜け後は歩くだけです。敵はソ連ではなく、大自然が相手です。映画のラストでインドに着いた時、青々とした茶畑に、たくさんの人がいるシーンを見て、見ているこちらも安堵感がわきました。

砂漠のシーンでは、見ているこちらものどが渇くような気になりました。「アラビアのロレンス」以来のシーンではないでしょうか。


  


Posted by まちの大工さん  at 18:55Comments(0)映画の話