2012年05月24日

介護保険の仕事~前業者ダメな仕事

 最近、仕事した工事です。
80歳のおばあさんが一人で住んでいるのですが、骨折をして娘さんから、一人で暮らせるように手摺工事などの改築を依頼されました。

写真はトイレの写真ですが、昨年、訪問営業の業者が便器を取替えたそうなのですが、トイレの床がスリッパの高さだけ低くなっていますが、床を上げることなくそのまま工事しています(下の写真参照)。

介護保険の仕事~前業者ダメな仕事


介護保険の仕事~前業者ダメな仕事


娘さんに「なぜ、床を上げてもらわなかったのですか?」と聞いたところ
「私が知らないうちに工事したみたい。何の連絡もなかった。」と言うので
「せっかく、取り換えるのなら、床をフラットにしておけば、今回の工事でしなくてよかったのに、昨年付けた便器を一度取り外して床を上げ、また便器を取り付けないといけない。」と言うと
「じゃあ、騙されたみたい。」
「訪問業者はそんなものです。」と言うと
「でも、名刺にはインテリアコーデネィターと書いてあるけど…。」と聞くので
「資格は関係ありません。ちゃんとした提案をして工事できるから資格をもっているわけでなく、試験に合格しただけですから。」(ブログ「学校では教えてくれない」参照)。

取り換えた日は、昨年おじいさんが亡くなって2,3か月後らしく、一人暮らしになって間もなくのことだそうです。80代の一人暮らしの家に便器とベーパーホルダーだけ取り替えて、手摺もつけない、床も上げない、娘さんに何の連絡もしないで工事する。

結局、一番簡単にお金になる「物を売る」ことだけする業者です。悲しいですが本当にこういう業者が増えました。資格を持っていても何の提案もしないのなら、持ってないほうがましです。

下の写真は工事後の写真です。床を上げてフラットにし、戸も引き戸にして、手摺の位置も理学療法士と相談して付けました。壁、天井は工事していません。
退院したおばあさんに使いやすいとほめられました。
介護保険の仕事~前業者ダメな仕事




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Posted by まちの大工さん  at 18:22 │Comments(0)こちら現場です

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