2014年07月01日

「超高速参勤交代」を観て~「超」の字が最高

先日公開された「超高速参勤交代」を観ました。
お笑い時代劇です。本来8日かかる参勤交代を5日でする。デタラメな命令に屈することなく家来と共に挑戦する殿様を佐々木蔵之介が演じています。難しい理屈はなく単純に見る映画ですが、伏線がしっかりしていてなるほどと思わせるところがあり、楽しめました。

冒頭、神部ちゃんが百姓で大根を殿様に渡します。漬けた大根切る女中に食べる殿様、そしてラストには将軍がその大根の漬物をほめる。大根だけでこれほど話がある作品も珍しいでしょう。ただし、神部ちゃんの出演シーンはこれと冒頭のナレーションだけで残念。また、飢饉の時に友藩に米を送ったことが家老との話で出てきますが、この藩の殿様が後半、助けてくれます。このあたりをこれから見る方はお聞き逃しないように。

お笑いなのだけど隠密に襲われるシーンが度々、家臣も得意の武器で戦いますが、竹光で戦うシーンが最高です。これだけの戦いシーンで誰も死なないのかと思いましたが、上地が最後のシーンで倒れます。ついにと思いましたが生きていました。
井戸に落ちた西村は幽霊のようになって生きていたし、最後に女郎の深田は側室になってめでたしめでたしでした。思ったよりお客さんが入っていました。毎日の息抜きになる映画でした。



  


Posted by まちの大工さん  at 09:00Comments(0)映画の話